第135話

「ここです…!!」

 笹本は指を差した。

 車一台が、やっと通れるくらいの一方通行の路地だ。

 確かに画像と同じ背景だ。


「あの嵐の中、セーラー服を着た少女がずぶ濡れになって、あっちの方へ駆けて行ったンです……」

 指で示した。


「なるほど……それは、この写真のセーラー服ですね」

 チェキのコピーを見せた。

 パンチラなので、驚愕したようだ。


「え、あ…!? はい! っで、ビックリしてスマホで撮ったンです……」

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