第114話 どんな作家になりたいか?

 私の好きな歌の中に「夢の交差点を渡る人はいいね」という歌詞がある。


 子供のころ、私は大人になりたかった。

 大人になれば様々なことが自由になると思っていた。

 実際、車の運転免許を取得し、色々な場所に行けた。

 しかし、同時にそれに伴う責任や義務もまた負うことになる。


 例えば、今、私の小説が爆発的にメガヒットしてテレビに出るほど有名になってYAHOO!ニュースに取り上げられるようになったらどうだろう?

 私は凄く怖い。

 私は確かに小説を書くのは好きだ。

 もっと書けば目立ちたがりでもある。

 だから、怖いのだ。

 

 目標のある人はいる。

――困っている人を助けたい

 などなど。

 なるほど、素晴らしい。

 でも、私が問いているのは「どんな作家になりたいか?」ということ。

 

「夢」というものに向かい歩いているときは、今のままでもいいのかもしれない。

 でも、それが叶った時。

 私はどうなっているんだろうなぁ?

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