第47話 『味方』を作る努力

 以前、小学生がYouTube上での発言が話題になり、私自身、そのことを書いた。

(45話『学校とは何ぞや』)

 しかし、妙な違和感があった。

 今日、その違和感の正体が少しわかった。


「この親子(小学生ユーチューバーと父親)って味方作のへたくそ」


 世の権力者を見ていると、ヒトラーにしろトランプ大統領にしろ(彼らを同列にしているわけではなく、方法の共通点という意味で)初っしょっぱなからいきなり大統領になったわけではない。

 当たり前だが、そこには国民や周囲の不平不満があった。

 彼らはそれらを非常にうまく取り込み、自分の味方にした。

 トランプ大統領の場合、「不安定な移民層」より「強固な白人層」に的を絞った。

 彼らの不満は「移民のくせに(自分たちも移民だけど)仕事を奪われている」「国内消費が伸びない」などと思っていること。

 だから、トランプ大統領は彼らの怒りの導火線に火をつけた。

 そして、圧倒的な支持(味方)を得ている。


 ひるがえって、(実はネット利用者にも言えることだけど)考えてみると件の親子は周囲の友達や教師すら納得も説得もできない希薄な主張をしていることがよくわかる。

 

 アイドルにしろ、俳優にしろ、作家にしろ、最初からトップにいる人間がいない。(今はいるのかな?)

 ある作家と、ある俳優は奇遇にも同じようなことを未来の同業者に向かって言っている。

「道のりを楽しみなさい」

「目立つのではなく地道に力をつけたほうが近道」


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