第37話 私を信用してくれますか?

 Twitterである企業の社長がリツイート(って何?)した人数人に(確か)大金を渡すという報道があった。


 私は基本的にはTwitterよりFacebookをしているので「リツイート」などと言われても「?」なのだが、最初に感じた感想は「怖くないか?」であった。


 なお、大金をばらまくことに関しては、そこに違法性がない限りにおいて他人がとやかく言うことではないと思う。


 実際、海外では給仕係などに『チップ』を渡しているし昭和初期辺りでは日本でも『チップ』とか『心付け』なんて金を渡していた。

(さすがに何百万円なんてないけど)


 しかし、これは、相手の仕事ぶりや人柄を見て金を渡すわけで見ず知らずの画面越しの相手に金を渡すというのはどうなのだろう?

 実際、ネットなんて嘘と欺瞞にあふれている。

 事件などを起こさない限りいくら偽証してもバレやしない。

(あからさまなのはバレるけど)


 例えば、今、私が偽名や嘘の経歴で、

「実は私はとても重い心臓病を患っていて今すぐアメリカの○○大学で手術を受けないと後一年での命です」

 などと数多あるフリー素材から美人の写真を張ってネットの人から募金を募ったらどうなのだろう?


 まあ、私にはチップをあげる経済的余裕はないけど、年賀状などで謝意は述べております。(たぶん)

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