第34話 年賀状の話をしよう

新年あけましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いします。

                             隅田 天美


 年が明けた。

 雑煮を食べ、神社に行き、家に帰って買っておいた伊達巻と黒豆を食べ、適当にテレビをつけても生中継はグダグダで、収録されているのは「あー、これは先々月ごろ撮影したのかな?」などと邪推し、十五分ばかりのニュースが一番落ち着いてみることができる。

 まあ、渋谷で年越し騒動が起こり、原宿通りでテロもどきが起こり幸先の悪い年明けになった。


 さて、年賀状である。

 私は年賀状が好きな人間である。

 理由は相手に対して、自分の存在を知らせることが出来て仲間意識が少し芽生えるから。

 例えばTwitterなどでフォローが百万人いる人だとしても何人の人と本気で面と向かって話が出来るか?

 一人でも自分のことを知っていて年に一回だけでもいっしょに酒が飲める人がいればTwitterなどをしなくても案外寂しくない。


 昨今、『孤独死』など高齢者や独り者の「孤独」に対する話題が豊富だ。

 彼らは言う。

『一人は寂しい』

『一人は辛い』

 などなど。

 それはそうだろう。

 一人になることを選んでいるのだから。

 

 人付き合いはネットだろうと現実世界だろうと面倒くさい。

 八方美人を勧めるわけではないが、せめてお世話になっている人に対して(相手方もあることなので事前に確認は必要だけど)年賀状を書くことをしないで困った時だけ「助けてください」というのもどうだろう?


 参考までに。

 私は今年三十枚程度書いたが、(リターン率低しだったが今年は多かった)住所録さえパソコンでデータ化すれば後は正味二十分程度で出来る。

(ただし、驚くほど事務的なものだけど)


 それでは本年もよろしくお願いします。

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