第33話 第九の話

 大晦日である。

 あと、三時間ほどで年が明ける。


 テレビ欄を見れば特別編成で六時間番組などがあって、私は見る気がしない。

 普段、ほとんどバライティ―番組を見ない私からすると『何が楽しいのだろう?』と疑問符が付く。

 もっとも、Eテレの『大人のピタゴラスイッチ』とか『デザインあ 大人版』などは好きだった(去年放送されていた)。


 さて、年末と言えば『紅白歌合戦』という人もいるが『第九』と答える人が多いのではないのだろうか?

『新世紀エヴァンゲリオン』や『ボーリングフォーコロンバイ』など数々の映画で印象的に使われているベートーヴェンを代表する楽曲である。

『歓喜の歌』ともいわれる第三楽章は特に鮮烈な印象を与える。


 正式な楽曲名は『交響楽第九番ニ短調作品一二五』という。


 ここで疑問がわく。

 何故、日本でドイツ人の作曲した歌が年末だけこんなに流されるのか?


 諸説紛々あって「終戦で子供を亡くした親や家族を慰めるため」「オーケストラが年末になると収入減が減る」「ドイツの偉い指揮者が『ドイツでは大晦日に第九を流す』と言ったから」などと言われている。


 なのだが、正直な話をしよう。

 この『第九』の歌詞、怖くないか?

 何だろう?

 キリスト教独特の『神を信じないものは天国から出ていけ』的な歌詞。

 エヴァの影響かもしれないけど、「みんな一つにすれば悩むことはない」というLCL(人間を液体に変える)みたいで背筋が凍る。

 それを圧巻の演奏と大合唱で歌われるのだ。

 

 しかし、嫌な事件があったことをすべて浄化するような歌でもあるのも事実で自分の中で悩む。


 ここカクヨミに来て三か月ぐらいが過ぎた。

 幸い、私は様々な人からフォローや感想をいただいております。

 来年も頑張ろうと思います。

 皆さま、ありがとうございました。

 来年もよろしくお願いします。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます