第24話 苦しみながら




   僕はなぜ生きるのだろう

   こんなに苦しいのに


   幸せそうに腕を組み歩く恋人たち


   道を外れてしまった僕は

   孤独に生きるしかない




   僕はなぜ生きるのだろう

   楽しい事は何も無い


   幼子を抱きかかえ優しく微笑む母親


   暗闇をさまよいながら僕は

   独りで生きるしかない




   苦しみながら僕は生きる

   産まれた自分を呪いながら

   死が訪れた時 

   心が解放されるのだろう


   その日まで闘おう

   死ぬまで闘おう




*~*~*




 生きるのが苦しくなる時があります。


 死ねば楽になれると考える事が多くあります。街を歩くと、幸せそうなカップルや家族を見かけます。自分だけ除け者にされている感覚になり、とても惨めになります。


 それでも健気に生きています。


 僕は多くを望みません。最低限の生活が出来れば満足です。彼女が欲しいけれど、無理に付き合いたいと思いません。


 精神障害者を理解してくれる健常者はとても少ないのです。


 苦しみながら今も息をして生きているのです。


 耐えながら生きているのです。

 

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