第1569話 そらもうドッキドキよ

 先日ですね、すんごいドキドキしたことがあったんですけど、それが無事『私の勘違い』で終わったのでここに報告致します。


 カクヨムからの通知なんですけど。

 完全に読み専の方はもしかしたらわからないかもしれませんが、あの右上の方にあるベルのマークですね。あそこに赤丸がつくと、何かしらの作品を投稿している人間はドキドキワクワクしちゃうわけです。


 赤は応援とかコメントで嬉しい。

 緑は作家や作品フォローで嬉しい。

 青は★やレビュー、ノートへのイイネで嬉しい。

 黒はノートへのコメントや、順位が上がったお知らせで嬉しい。


 嬉しいことしかないわけです。書き手の皆さん、わかりますよね!? 何らかの嬉しいことが約束されているのです。


 ですが、その日はちょっと違いました。


 何気ない気持ちでベルをタップしますと、現れたのは黒字だったのです。そしてそこには『運営からのお知らせ』と。


 ハハン、なんかまたリワードがどうとか、それ系のお知らせだな。そんな軽い気持ちでいたのですが、その下に表示されたメッセージでフリーズしました。


『運営より大事なメールを送りました』


 まぁぶっちゃけ、文面は覚えてないです。上書きされて消えてしまったので。スクショ撮っとけば良かった。とにかくこんな感じで、大事なメールを送ったから確認せよ、とのことでした。


 それでですよ。

 この通知欄、普通はそこをタップすれば該当のページに飛ぶのです。応援やコメントならその自作のページに、レビューならレビューのページに、と。


 ですがこの運営からのお知らせに関しては飛ばないのです。トップページに戻るだけ。カクヨムにはそういった、運営から個人に向けたお知らせボックス的なのがないのです。


 えっ、何!?

 大事なお知らせって何!?

 私何かやらかした!? 作品引っ込めろとか言われるやつ!?


 もうハラハラです。

 とにかくメールを寄越したということですから、慌ててメールアプリを開きます。宇部さんはカクヨムからのお知らせをGmailに設定しています。何度画面を下に引っ張って見ても、ぜーんぜん、なんにも来ません。こないだKACのトリさんスマホリングが当たったメールは来ましたし、ちゃんと届くはずなのです。一応迷惑メールのボックスもチェックしました。空っぽでした。


 どうしよう。ここでなんかちゃんとリアクションしないと、謂れのない罪(あるかもしれないけど)でアカウント停止とかになるかも!


 そう思う一方で、


「もしやこれが書籍化の打診……? コンテスト終了後に来るパターンもあるみたいだし……」


 そんな気持ちもむくむくと湧いてきます。だとすると長編だろうし、秋芳君だろうな。いや待て。ルビーに出してるなんやかんやの可能性もある。秋芳君ならまだしもなんやかんやの方だったらBのLだし、カミングアウトする時2割増しで恥ずかしいぞ!? そんなことを考えます。


 いずれにしても、メールが届かないことにはにっちもさっちもいかないのです。


 ヘルプです。この時ほどこの単語を正しく使ったことはありません。お問い合わせ窓口にメールを送りました。メールが一向に来ないこと、Gmailの設定は特にいじってないはずだし、先日別件で運営さんからのメールはちゃんと届いていることをアピール。つきましては、そのメールを再送していただけませんか、と。


 それがだいたい午前11時半くらいだったでしょうか。お問い合わせ窓口の人もお昼休憩するだろうし、返信は13時以降かなと思いつつも落ち着きません。


 それで、やきもきすること数時間。

 来ました、メールです。てっきりお問い合わせの返信かと思いきや、再送メールの方が届きました。こういうのってお問い合わせの返信と同時か、あるいはそっちを先に流してから来ない? そう思いましたが、まぁ良いです。内容は、なんてことはありません、先日発表されたご当地小説の参加賞のアマギフを送ったよ、というやつでした。本当は5月中に送るはずだったのに、遅れてごめんね、っていう。


 そういや当たってたな、と思い出し、一件落着です。

 で、1000円分をいただいてホクホクしておりましたら。


 その数時間後、再び運営からの通知が来ました。


『お問い合わせいただき、大事なご連絡を再送しました。迷惑メールフォルダー等も合わせてご確認ください』


 えっ、何このタイムラグ。

 もしかしてさっきのアマギフのやつは別件? 他にも何か来るの?!


 などとしばらくざわざわしていたのですが、それから何もアクションがないので、恐らくさっきのアマギフのメールだったのでしょう。なぜこんなにも間があくのか……。とにもかくにも、無駄にドキドキしたというお話でした。

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