第1511話 47m

 このタイトルでピンときた方はすごいと思います。もしかしてあなた、映画好き?


 って書いたら、「あっ、もしかしてあの映画!?」って気づいた方もいるかもしれません。そう、その映画です。


 なんのこと!? って思った方もいるでしょう。大丈夫、みんな違ってみんないいのです。


 というわけで今回は宇部さんの「こんな映画見ましたよ」回です。ネタバレなんて我慢ならん! 俺は自分の部屋に帰らせてもらう! という方はどうぞご自由に。明日また来てくれると嬉しいな。明日何の話するかわかんないけど。

(※明日はお裁縫の話になりました。)


 というわけで、今回見た映画はこちら『海底47m』! ジャンルは何かと言いますと、やはりホラーらしいです。ホラーといっても、サメ映画のやつ。宇部さんが大好きなパワー型の殺人鬼は出てきませんし、頭のイカれたサイコ野郎も出て来ません。デスゲームも始まりません。出てくるのはサメです。


 そもそもなんでこの映画を見たかというと、Amaz○nPrimeさんはですね、アニメでも映画でも何でも(たぶん)、始まる前に他の作品の宣伝が入るのです。You Tubeと違って、数秒待たなくても即スキップ出来るのですが、気になるやつはちょっと見たりします。そんで、ウォッチリストに追加する、と。


 で、その流れで追加したのは、実はこれの続編の方でして、それを知らずに追加して、いざ見るかな、ってなったらどうやらこっちは続編らしいぞ、ってわかったという。じゃあ、最初から見ないとな、って。


 まぁざっくりストーリーを説明しますと、リサとケイトという美人姉妹がですね、二人でメキシコ旅行に来たわけです。ワーワー楽しんでいたのですが、実はその片方、ぶっちゃけ姉だか妹だか忘れました(向こうの国ってあんまりお姉ちゃんとかお兄ちゃんって言わないですよね)が、とにかくリサの方が言うわけです。


「実は彼氏に振られてました」


 と。

 ケイトはリサを元気づけるべく、夜の街に誘います。こんな時間に!? とためらうリサにケイトは言うのです。


「ここはメキシコよ?」


 メキシコという国が彼女の中でどんなイメージなのかはわかりませんが、私の中では麻薬がどうたらこうたらしてるヤバい国です。そんなヤバい国の夜の街っていったら、若い女性なんて三歩でさらわれてヤク中になる想像しか出来ませんが、そこはさすが映画です。サメ以外の脅威はない模様。


 で、なんやかんやあって、そこで知り合った男性がケージ・ダイビングなるアクティビティをやろうぜ、と誘ってくるわけです。ケージの中に入って潜ると、そこからサメが見れるぜ、大迫力だぜ、と。


 ノリノリのケイト、ビビるリサ。


 そこで彼らは言うのです。


「ここはメキシコだぜ?」と。


 だから何だよ。

 メキシコが何だって言うんだ。旅の恥は掻き捨てってやつか!?


 港についてもまだビビりまくりのリサです。

 

 もうね、そのケージとかまぁまぁボロくてですね。いやこんなのサメアタックで大破するでしょうよ。


 だけど腹を決めてとにかくドボンです。

 そんでまぁ最初はキャッキャしてたんですけど、そりゃあずっとキャッキャしてたらホラーにならないわけです。


 なんやかんやあって、ケージはケーブルを巻き上げるアーム? なんかそんなやつごと落ちてしまうのです。えっ、ケーブルが切れるんじゃないんだ!? それごと落ちちゃうんだ!? おいメンテナンスしっかりしろ、船長!


 でもご安心ください。

 あとでちゃんとケーブルも切れます。なんやかんやあって、よっしゃ引き上げるぞ! ってなるんですけど、その新しいケーブルがもうどこからどう見てもっせぇのです。こんなのもうオチが決まりすぎている!


 じゃ、(潜水病が怖いので)ゆっくり引き上げまーす! って時にケーブルのアップが映ったらもうアウトなのよ。『ケーブルのアップ=切れる』なのよ。なんでそんな弱弱な設備しかねぇんだこの船は!


 とまぁそんなこんなのサメ映画なんですけど、これがですね、まぁ、とにかく女性二人の叫び声がすごいんですよ。そりゃそうですよ。海底なんてどうにも出来ない状況で、助けが来るかもわからない、無線もぎりぎり届かない(ケージから出て少し泳げばギリ繋がる)、周りはサメだらけなんですもん。


 ただね、水中ですから、空気だってボンベなんですよ。そんなにキャーキャー騒げばあっという間になくなるんですよ。それをね、何度も言うわけです。酸素を温存しましょうって。それでもギャーギャー言うわけです。


 主にリサが。


 そりゃそうですよ。彼女は最後まで嫌がってたんですから。無理やりケージに入れられてドボンしたら案の定こんなことになったわけですから。


 もうね、ほぼほぼ女性の叫び声。

 宇部さんのように人の心がないタイプのホラー好きには少々そこが気になっちゃう感じの映画でした。視聴の際にはお気をつけて。

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