第1458話 履いてる履いてないのポイント
おはようございます。
爽やかな朝ですね。
そんな爽やかな朝のお時間に、本日はアラフォーおばさんのパンツの話をしに馳せ参じました。お前マジでいい加減にしろよって思われた方、ほんとごめんなさいね。ただ宇部さんはもう書きたいものは書くタイプの人間だから、もうどうにも止まらないのよ。
さて、とりあえず話を進めます。
これはある夜のこと。
現在の宇部家は、夜7時くらいにお洗濯をします。二階の洗濯部屋が極寒なため、冬場は居間に洗濯物を干しています。加湿の目的もあります。
細々とした下着類をピンチハンガーに掛けるのが私の役割です。旦那は高いところに干す役。その日も何やらいろんな話をしながら二人仲良く干しておりました。
そこで己のパンツを干しながらふと思い出したのです。
宇部さんは基本的に、寝る時と日中とでパンツを分けています。だってアナタ、寝る時にそんなTバックだのなんだの履けませんって。それよりかは締め付け感のないだるだるのゆるゆるのやつが最強なのよ。
ただ、さすがにゴムの伸び切ったパンツも色気がなかろうということで、ここ最近は、裾にゴムが入っていない、例えるなら男性のトランクスのような、そういうパンツを履いております。
宇部「あのさ」
旦那「何」
宇部「某通販サイトでね、これ(自分のパンツを干しながら)に似た感じのパンツが売られてるんだけど」
旦那「うん」
宇部「ちょっとキャッチコピーに納得がいかない部分があって」
それは直接その通販サイトに言えやって話ではあるんですけど。でもほら、私の方が間違ってる可能性もありますから。
宇部「それがさ、『まるでNOパン』って書いててね。それは良いのよ。確かにこれもね、履いてたっけ?! あっ、履いてる履いてる! みたいな感じっていうかね、やっぱりあれよ、この鼠径部のゴムなのよ結局のところ、履いてるか履いてないかのポイントって」
旦那「ほぉ」
宇部「ここがね? ビダッと締め付けられれば『履いてる』し、ここがゆるゆるなら『履いてない』のよ!(※履いてます)」
旦那「成る程」
宇部「だからね、その『まるでNOパン』については異論ないんだけど、そのパンツ、さらにね? 『ふんどしショーツ』って書いてるのよ。『まるでNOパン ふんどしショーツ』なのよ」
旦那「ほぉ」
宇部「私の中でふんどしって、もっとこう……ぎゅっ、って締めてるイメージなんだが?! もう何ならケツの中心部に食い込む感じでこう……、グッと締めるやつじゃない? あれとNOパンがどうしても結びつかんのよ! 存在感ありまくりでしょ?」
あのね、居間には子ども達もいます。
子ども達はゲームしたり、旦那のスマホで動画を見てたりします。
その後ろでこのトークを展開させてます。お母さんが、己のパンツをひらひらさせながら、やれ履いてるだの履いてないだの力説しています。これが宇部家の日常だよ。
ただ、力説したものの、旦那もふんどしは締めたことがないため、使用感のリアルなところはわかりません。確かに腰回りと尻のセンター部にはグイッと食い込んでいるかもしれませんが、鼠径部及び双子山部分には布はないっちゃーないのです。そう考えるとやはり履いてる履いてないを分かつポイントは鼠径部&双子山部分の締め付けなのかもしれません。
だいぶ興奮してしまいましたが、自分なりにそう結論を出した私は、『本日のまとめ』としてそのようなことを旦那に言いました。すると――、
旦那「でもさ、俺、トランクスの方が『履いてる』って感じするな」
宇部「えっ?! 逆じゃなくて? だってトランクスって裾がひらひらしてて全然締め付けないじゃん。ボクサーブリーフはもう全体にビダッてするじゃん!?」
ちなみにこの「ビダッと」ですが、「ピタッと」が訛ったものです。
旦那「何だろうなぁ、裾がひらひらしてる方が、こう……そのひらひらが肌に触れて存在を主張してくるっていうか。ブリーフはもう面で、こう、ビダッて感じで、もう全然履いてる感じがしない」
宇部「なんと!」
個人差はあるかもなんですけど、どうやら旦那の場合はそのようです。
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