第1415話 最適解、見つけたり

 先日ね、靴用のカイロでアッチアチ、スリッパに貼ったら剥がす時に大惨事、みたいな話を書いたじゃないですか(第1402話 使用法をよく確認しよう)。


 使用法をろくに確認もせず靴下に貼って(NO靴)アッチアチだったという過去の経験から、スリッパに貼ったら良いんじゃない?(熱くなってもすぐ脱げるという意味で)という最高にクレバーなアイディアを思いついて、途中まではまぁまぁ良い感じだったけど、最後の最後でカイロが破けてあーららら、っていう、ざっくり言えばそういう話ですね。読んでいない方のためにざっくりとした説明を入れるなんて、宇部さんって何て優しいのかしら、って思われたかもしれませんが、このエッセイの付き合いが長い方はもうおわかりですね? そう、字数稼ぎです。


 それでですよ。

 私はね、この『どうにか室内で(つまり靴を履かない状態で)靴用(あるいは靴下用)カイロを使う方法』の個人的最適解を見出したのです。もちろん、正規の使用法ではありませんから、完全に自己責任になります。実際に試してどえらいことになっても私は一切の責任を負えませんのであしからず。


 いや、そんな特殊なやり方ではないんですけど、靴用のインソールに貼って、それをスリッパに敷いたら良いんじゃないのかな、って。もちろん、貼るのはインソールの裏側です。


 これなら熱くなりすぎたら抜き取れば良いわけですし、カイロを剥がす時だってまずスリッパからインソールを出せば良いわけです。念には念を入れてゴミ箱の上で剥がせば、破けても大丈夫! っていう。


 で、実行に移してみたわけですけど、これがなかなかちょうどいい。熱さもですね、これはインソールにもよるのかもですけどちょうどよくてですね。そんで、これもそのインソールの素材によるんでしょうけど、そんなにべったりくっつかない素材だったんですよ。なんていうの、ウレタン的な?


 冬用とかの毛足ふかふか系のやつじゃなくて、三足分入って1000円しないくらいの安いやつです。あんまりべったりくっつかないので、スリッパに敷く際に剥がれたりするんですけど、そこはまぁ頑張ってもろて。


 そんで、ここまで順調だと逆に怖くなるのが、焦げるとか溶けるとかそういうやつ。まぁ、そもそも靴に貼るやつですし、靴に貼るってことは、インソールに貼ることもあるでしょうし、大丈夫だろうとは思ったんですけど、ほら、正規の使用法ではないのでね?


 で、冷えてから剥がしたわけですけど、焦げたり溶けたりはしていませんでした!


 というわけで、執筆時の冷え冷えな足を暖めてくれる強力なアイテムをゲットした私です。


 とはいえ、椅子の上で正座をしちゃうタイプなので、ずっとスリッパ履いてるわけでもないんですけどね。


 そんで下手に成功しちゃうとエッセイのオチとしては弱いという……。何か起これよ。ちょっとした事故がよぉ。

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