好きなことを、好きなだけ

第1386話 少なくない？

　さてさて、12月ということで、あっという間に寒くなりましたね。秋田ではドサッと雪が降りまして（ただしべっちゃべちゃのやつ。こういうのは一旦全部溶ける　※溶けました）、連日、除雪用品やらスノーブラシをお求めになるお客様で仕事の方も大忙しです。お客様！　そちらのスノーダンプは展示品です！　同じもの、いまご用意しますので動かさないでください！

　もうあと数日で今年も終わるかと思うと、ほんとマジで時の流れどうなってんのよって思うところなんですけど、グダグダ言ってても仕方ないですからね。時をより一層加速させるべく、私は日々小説を書いています。マジで書いてると時間ってあっという間じゃないです？　単純に好きなことをしてるから時が経つのが早いっていうのもあるんですけど、そんな『分』とか『時間』とかそういう単位じゃなくて、『日』！　一週間があっという間なのよ。あんなにあったはずのこのストックも見る見るうちに溶けていきますしね？　短編も三日で完結させたけど、その三日だって何か一瞬だったからね？！　どうなってんだオイ！　責任者を出せ！

　と、叫んでいても仕方がないわけです。

　そんなことより今日は、子ども達の学校の給食の話をしたい。

　ほら、前にも書いたじゃないですか、お楽しみ週間みたいなのがあるんですよって。前回はね、本に出て来る料理でしたけど、今月はですね、『世界味巡り』ですって。5日間だけですけど、色んな国の料理が出るみたいで。

　もうね、ちゃーんとメモったから。このエッセイのために！　偉い、私！

　というわけで、早速行ってみましょう！　ヒアウィーゴー！

月曜日……イタリア

ミートソースペンネ、ズッパビアンカ、いちごのスティックケーキ

火曜日……韓国

ビビンバ、トック

水曜日……日本

ご飯、鮭の青のり焼き、筑前煮、かぼちゃ入り味噌汁

木曜日……フランス

まるパン、マスのエスカベーシュ、冬のラタトゥイユ、ジュリエンヌスープ

金曜日……ハワイ（アメリカ）

ロコモコ丼、マカロニ入りスープ

　さぁ、いかがですか。

　この『世界味巡り』に果たして『日本』は必要だったのだろうか、普段さんざん登場してんじゃねえのかい、とも正直思いましたが、これ以上の国（料理が再現しやすいやつ）が浮かばなかったのかもしれませんし。いや、中国があるだろ、中国が。餃子とラーメン出しときゃ良いじゃない（言い方よ）。ドイツという手もありますよね、ほら、ワールドカップに絡めてね？　それを言うならスペインもですよね。ドイツだったら、えーっと、とりあえずソーセージとじゃがいもを出して、スペインはパエリアですかね。それくらいしか知りません。うん、やっぱり無難なのは中国でしょうね。

　そんな感じで「ふんふん、相変わらず良いもん食ってんな」と給食だよりを見ておりましたら、宇部家きっての食いしん坊、娘ちゃんがね、のしのしとやって来て給食だよりを見、言うわけです。

娘「この〇日のさ、ビビンバとトックの日なんだけど」

宇部「うん（どうしよ『トック』って何とか言われてもさっぱりわからんぞ。助けてGoogle先生）」

娘「少なくない？」

宇部「うん？　少ない？」

娘「だってさ、他の日はもっといっぱいあるのに、この日、ビビンバとトックだけだよ？」

宇部「確かに」

娘「それで、トックって何？」

宇部「（来たか……）ママにもわからん」

※調べてみたら、何か餅みたいなの出て来ました。ビビンバで米食うのに、さらに餅？！

　ただね、娘よ。

　ママとしてはだ。

　確かにビビンバとトックだけの日は少ないように感じるけれども、それよりもズッパビアンカだのエスカベーシュだのジュリエンヌスープだのの方が気になるんだが。

　ミートソースなんて馴染みのある単語でかすんでるけど、お前ペンネだって知らねぇだろ？！　量じゃなくてもっと内容にも目を向けて！