第1326話 今回の性癖
あんなにあったストックが、あっという間に底をつき、やべぇやべぇと焦っております。
そう、焦るといえばですよ。なんか私の預かり知らないところで10月が始まってて(ちゃんとこのエッセイの大見出しを【令和4年10月】にしてるんだから知らないわけはない)。えー、何、ちょっともう困るんですけどー。
こないだカクヨムコンの応募要項について書いたばっかりなんですけど、実はあれを書いたのは要項が出たその日なんですよ。予約投稿なんでね、ズレましたけど。そんで、その時は新作の進捗が14万字とかだったんですけど(よく見たら15万字超えてた)、もうね、ノープロットで書いてたせいでどんどんどんどん風呂敷がでっかくなっちゃって、会社の花見の場所取りか、ってくらい広げまくっちゃって、もうこれ畳むのどうしたらいいのよって。端っこからちょっとずつ畳む? みたいなことになっててですね。畳み切れねぇよ。誰か向こうの端っこ持ってくれないと。
よし、書き直そう、って。
個人的に分岐点はここだな、っていうのがちょうど2章からでですね、だいたい1章を5万字くらいにして、全3章構成にすれば約15万字できれいに終わるんじゃないかな? みたいな予定だったんですよ。ノープランで書く癖にそういうのは考えてるんですよ。なのに、3章に突入してるにも拘わらず伏線を張るばかりで回収せずっていう。
なので、2章(5万字)から書き直しですよ。今度はね、あんまり風呂敷広げないように意識してね、そもそも私がそんな壮大な話を書けるわけがないんですから。
今回は前回のヘタレ陰陽師よりも生みの苦しみを味わってますね。あれはほら、書き直したは書き直したんですけど、書き直して以降は割とがーっと書けた(いま思えば)んですよ。もうこいつはね、今回の『何でも食べる妖怪』ちゃんはね、書いては消し、書いては消し、書いては消しを繰り返して、とうとう今回大幅な書き直しに踏み切りましたから。もう愛着が湧きまくってるから諦めきれねぇし、さんざんこれで行くって言ってるからもう後には退けねぇんだ。今回も自分を追い込むために「これで出ます」って宣言してますから。
と、そんなこんなで不死鳥の如く蘇りながら三歩進んで二歩下がるペースで書いてるんですけど、どんなに消してもここだけは譲れない、っていうのがやはり書いてて楽しい性癖部分ですよね。己に刺さる設定のことをここ最近『性癖』って呼ぶようにしてます。
今回はですね、
・銀髪
・男装の麗人
・ボクっ娘
・和菓子(オリジナル菓子屋)
・重い過去
・ホラー好き(オリジナルホラー映画)
・作中作(上記のホラー含め)
・オリジナル妖怪(普通の妖怪も出るけど)
・早口で捲し立てるオタク
・愛が崇拝レベルの脇役
これだけは譲れないな、って。
ていうか、これを書きたくて書き始めたというか。そこにまぁ『溺愛』要素をぶち込んだわけですよね。ええ、先日も書きました通り、『おーよちよち、可愛いでしゅねぇ』系バブみ溺愛ですよ。
私にはですね「もうお前しか見えない」「陛下……」みたいなのは書けなかったんですよ。ていうか陛下とか出て来ない世界線の話だし。読むのは好きなんですけど、この陛下モノ(『陛下モノ』なんていうのは存在しない。なんかそういう舞台のやつ。なんて言えば良いのかわからない)って書けないんですよ。貴族のシステムがどうなってんのかいまいちわからなくて。侯爵とか伯爵とかナントカ卿とか。まぁ、調べろやって話なんですけども。同じ理由で後宮モノも無理ですね。無理って言っちゃったけど。
ただね、今回も我ながら良いキャラが出来たな、とは思ってるんですよ。スーパー自画自賛ですけど。それでもね、それでも前作のヘタレとツッコミ(そんなコンビ名ではない)にはやっぱりどこか及ばない気がしてるし、升コーヒーを超えるアイテムもないし、クソダサTみたいなちょっとしたお楽しみ(楽しんでくれてた方、いますよね!?←必死)みたいなのがないものですから、不安なんですよね。
あとはまぁ、宇部作品のお家芸的なアレですけど、ストーリーはめっちゃゆっくりです。もうこれはどうにもなりませんでした。
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