第1276話 簡単だけど面倒

 さて、このお話が投稿される日がいよいよXデー。

 ドッキドキの北海道帰省です。

 とはいえ、飛行機は午後の便ですし、15時くらいのやつなので、いつもどおり午前中はのんきに過ごします。たぶん、直前まで旦那のTシャツとかをこっそり鞄の中に入れようかとか馬鹿なことを考えているはずです。サイズ的にはパンツとかの方がかさばらないんですけど、こんなの見つかったら確実に変態ですからね。いや、持って行きませんけど。


 このエッセイのネタになるような話があれば良いなぁと思いつつ、だけど移動に関しては何も書くことがないくらい平和であってくれと願いつつですよ。とりあえず、はぐれた時のために私の電話番号を書いたリストバンドは着けさせます。


 とにもかくにも、まだ出発してませんので、北海道の話なんて書けるわけもありませんから、前回の続きですね。娘の自由研究のお話を書かせていただこうと思います。


 無事『裁ほう上手』をゲットした私は(普通に売ってるけど)、早速コニシさんのHPをチェックします。その『裁ほう上手』のレシピが乗っているからです。そりゃあね、私くらいになりますと、そんなものを見なくても一から作れます。けれど、今回作るのは娘です。


 何せまだ小学一年生、定規の使い方は知っていても、ただただ真っ直ぐな線を引けるだけ。長方形の作図だって知りません。ましてや、布にいきなり作図なんて無理です。


 というわけで、まずは型紙を作らせることにしました。

 印刷したレシピを一緒に見ながら、私の型紙用模造紙(マス目入り、百均で購入)に長方形を描かせます。そして、それをハサミでチョキチョキ。


 うすうす気づいておりましたが、娘、ハサミの使い方も何か下手です。あれ、息子5歳くらいでも既に使いこなしてたよな……? とかやっぱりついつい比べてしまいます。娘が特別不器用なのか、それとも息子が器用なのか。それは良いです。


 お母さんが全部やったんじゃないの? みたいに思われないよう&自由研究っぽくしたい、ということで、作業風景も撮影します。この写真を紙に貼ってファイルに綴じ、作品と共に提出する作戦です。あと、お母さんが全部やるとしたらミシンを使います。


 型紙を作ったら、お次はそれを布に当ててペンでなぞり、裁断です。もうこの時点で娘は「ママっていつもこんなことやってるの……? 大変だね」とぐったりです。まぁ、ママは好きでやってるんだけども、それでもこの型紙作成&布裁断はぶっちゃけ面倒と思っているので、その大変さが伝わってちょっと満足です。ふふ、ママってすごいでしょ、と無駄にふんぞり返りつつ、作業続行です。


 それでですね、まぁまぁ簡単に作ることが出来まして、自由研究らしく、『大変だったところ』『楽しかったところ』『次は何に挑戦してみたいか』『感想』なんかも書かせてそれもファイルに綴じ、無事、それらしいものになったんですけど――、


 クッソ面倒ですね。この、針も糸も使わないお裁縫って。


 もうね、もどかしくて仕方がないんですよ。針と糸を使わせろ! って。


 布って、まぁ生地にもよるんですけど、切ったところからほつれてくるわけですよ。それをね、例えばミシンなんかだとジグザグ縫いしてほつれないようにしたりですとか(イメージがわかない人は服の裏を見てみよう。あれはまた違うやつだけど、似たような感じ)、裏布を使ったりとかで、そういう端の処理が出来るわけですけど、今回娘が作ったティッシュケースと巾着袋は完全に1枚の布で作ろうぜ! っていう簡単なやつなので、その端の処理がですね、1㎝折り曲げて接着剤で留める、っていう方法なんですよ。


 アイロン必須。

 もうこれが面倒。

 1㎝折るのに定規で線を引かせる作業も必要。

 これも面倒。

 だけど娘にやらせるんだから仕方がない。

 もう頭の中ではね「クソ、ミシン使わせろ! こんなの秒でやってやらぁ!」でしたから。

 

 だけれども、小さいお子さんが作る分には難易度的にも大変ちょうどよく、工作のノリでやれますので、楽しそうでした。


 というわけで、この数時間後になりますが、北海道へ旅立って来ます。ちょいちょいTwitterとか近況ノートでお伝え出来たら良いなぁと思います。思ってるだけです。

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