第1275話 娘の自由研究
いよいよ北海道への出発が迫っております。毎日のように帰りたくない帰りたくないと駄々をこねている私です。娘は毎日カレンダーをチェックして「あと○回寝れば北海道」とウキウキしています。息子は通常運転です。
さて、これを書いているのは8/15なんですけれども、無事、子ども達の夏休みの宿題がほぼほぼ終わりました。娘の方は全部終わって、息子の方は自由研究があとちょっと。あとちょっとっていうか、作品を入れるものを百均で調達すれば、っていう感じです。なのでもうほぼほぼ終わりよ。
というわけで、本日はですね、娘の自由研究……まぁ研究はしてないんですけど、それについて書こうかなって。
思い返せば息子のファースト自由研究は折り紙でした。折り紙で昆虫を色々折って、適当なダンボールに草むらとか木とかを作って、そこにそいつらを配置する、という。息子はそういう得意分野があったので案はまぁまぁすぐに思いつきました。
が、娘です。
彼女は兄ほど『これに関しては任せとけ』的な得意分野がありません。強いて言えば絵は得意かな? という感じです。どうしても上の子と比べがちになってしまうんですが、こと図画工作分野においては、兄は年齢以上なため、彼と同じ土俵で戦わせるのは酷というもの。
それから、私が手伝えるやつじゃないといけません。一人ですべてをこなすのはさすがに無理です。
じゃあもうお裁縫しかねぇよ。
娘(小1)が出来そうなお裁縫って何だ?
クロスステッチの刺繍とかどうかな?(ひたすら×を刺繍して絵を作るやつ)とも考えました。刺繍なので針と糸ではあるんですけど、クロスステッチの針は尖っていませんし、針穴も大きいので、危なくはなさそう。
ただ、細かい!
小さな図案にするとしてもですよ、一つ一つの×の大きさなんてたぶん2ミリくらいなんですよ。確実に私よりも目は良いんですけど、そんな繊細や作業が出来るかな!?
これまた息子なら出来そうだな(手先がとにかく器用)とか考えてしまい、イカン! 兄と比べるのはやめろ!! と心の中で頬に平手を張ります。
じゃあミシン?
もっと駄目だろ。
娘は案外ビビりっ娘です。超低速でもビビりまくって逆に危険なことになりそう。
ここ数日、仕事中に私が考えることといえば、予め送る荷物の中には着替えを何日分入れれば良いか、当日背負わせるリュックサックの中には何を入れれば良いか、子ども達の着替えのことばかり考えていたけど、そういや自分の着替えはどうするのか、秋田に嫁いだ娘がTバックを履いて帰って来たらあの旦那さんとんでもない趣味してるわね、とか心配されないだろうか等々。そして、娘の自由研究です。ちゃんと仕事しろ。
ちなみに息子の方の自由研究はですね、やはり折り紙になりました。
「は? 折り紙? そんな子ども騙しなやついくら折っても――」
などと恐らく言われないであろう、それなりに手の込んだやつを何個も作って持たせる感じです。立体とかそこまでのやつじゃないですけど、確実に大人でも難しいやつ。
さて、仕事中に頭を悩ませておりますと、接着剤コーナーの、ある商品が目に飛び込んできました。
『裁ほう上手』です。
針も糸も使わずにお裁縫が出来てしまうという、夢のような接着剤です。作っているのは『ボンド』でお馴染みコニシさん。信頼出来るメーカーです。
これでやるっきゃねぇ!
ということで、チューブタイプとスティックタイプ2種類あるうち、こっちの方が娘(小1)に馴染みがありそうと思われたスティックタイプを購入。
さぁ、いよいよ作るぞ!
というところで1400字を超えましたので、また次回。
このように一ネタを極限まで薄めるしかない深刻なネタ不足にあえいでいます。いまこそエッセイ職人の本領発揮です。1くらいしかないネタを30くらいに引き延ばしてやりますよ!
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