第1261話 究極の
そういえば、前話の子ども達不在2日目にですね、本屋さんに行ったわけなんですけど。
本屋さんというか、TSUTAYAなんですが、子ども達が借りてたDVDを返さねばならんということで、ついでにのんびり見て回ったという感じでして。
基本的にDVDを借りに行くのは私がお仕事の日だったりするので、TSUTAYAに行くのも恐らく数ヶ月ぶりです。もうね、私はマジで毎日職場と家の往復しかしてないから。その間にあるスーパーには行くけど、あとは休みの日、たまーにドラッグストアとしまむらですよ。100均には月一でいくか行かないか、という生活でして、そのすべてが、大きい道路を挟んで自宅側なんですね。コンビニとかTSUTAYA辺りは道路の向こう側なんですよ。つっても別に渡るのに特別な手続きとかはもちろんないんですけどね。もう純粋に、なんかそっちの信号渡るのめんどい、っていう。別に何車線もあるような規模の大きい道路じゃないんですけど。
あとあれだ。TSUTAYAのカード更新してないから面倒っていうのもありますね。
そう、それでですね、まぁ久しぶりにTSUTAYAに行きますと、こちらも店内の配置ががらりと変わっておりまして、もう浦島太郎状態ですよね。えっ、何このデュエル場みたいなの。ここそんなにカードゲームに力入れてんだ?! とかね、そんな発見もあったりして。
で、旦那がですね、言うわけです。
「いま息子君が狙ってる本見に行く?」って。
息子が狙ってる本? 何だそれ。
かつて息子はですね、TSUTAYAに行くと、借りたいDVDをサッと選んで旦那に渡すと、その足で『ウルトラ特撮』というムック本が並んでいるコーナーにすっ飛んで行く、というのが定番の流れだったんですよ。ちなみに『ウルトラ特撮』というのは、ウルトラマンシリーズに限らず円谷プロの特撮ヒーローを1作(あるいは数作)特集する、みたいな内容のムック本でして、一冊600円くらいという大変おねだりしやすい価格設定になっております。まぁ600円でも積もり積もればという話なんですけど、ほら、我々、特撮関係には財布がガバガバになりやすいから。その日の頑張り度合い(勉強やお手伝い)や懐事情などでついつい買ってしまうんですよね。
なので、今回もそれかな? 息子の好きなヒーローのやつがあるのかな? と思っていたのですが、向かった先はそういった特撮系のコーナーではありませんでした。趣味・ホビー的なコーナーでした(趣味とホビーって同じでは?)。
旦那「これこれ。『究極の折り紙』」
宇部「またこれ系かよ!」
いまのブームは折り紙なのでした。
ちなみに、この『究極の折り紙』なんですけど、完全に大人向けのやつです。まずね、厚さが2~3㎝くらいあってね、一つの作品を折るのに見開きで10ページくらい使うんですよ。それで出来上がるやつがね、「これ本当に折り紙で折ったの!?」っていうレベルのやつ。『かに』もあったんですけど、完全にかに道楽のやつでしたから。園児が折るような目一杯デフォルメされた『カニさん☆』じゃないんですよ。もうあいつは『蟹』ですよ。甲殻類感がすごい。
そんで何が怖いって、ウチにそのシリーズのやつあるんですよ。ウチにあるのは『至高の折り紙』なんですけど。
いや、もうまずはそっちを全部折ってからにしてくれ。いや、これが全部折れたらすごいわ。折り紙で大学行けるわ。行けるのかな。
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