第1236話 大事なのは外じゃなくて内
暑いですね。
もうそれしか言えないくらい暑いです。
最高気温33℃とかでこんなんなんですから、私、秋田より南に行ったらマジで溶けるんじゃないかな。
どこかで書いてはいるんですけど、もともとですね、私はものすごい汗かきでして、冬だってびっしゃびしゃなんですけども、やっぱり夏は半端じゃないですね。黒い服を着るのも汗で色が変わってもバレにくいから、という理由もあります。
それでまぁ汗対策やら汗疹対策やらを色々しているわけなんですけども、汗対策の方はですね。汗を止める系のやつはなんかおっかないのでほぼ使いません。だって、根本的に汗を止めようと思ったら体内の水全部抜く、みたいになるし(ならねぇよ)、汗腺から出るのを止めるってなれば、せき止められた汗はどこに行くのって話になるじゃないですか。
なので、こちらで出来る対策としましては、着替えられる環境ならどんどん着替える、駄目なら汗染みが目立たない服を着る、脇ギリギリまである(脇パット的な)キャミやタンクトップを着る、汗を拭く時は擦らず吸わせるように、になるわけです。もうね、出たいなら出なさいよ。こちとらこの身体で約40年やってんだから舐めんなよ、ってなもんです。
それでですね、汗といえばですよ。
女性にとっては、お顔の汗がまた困りものでしてね。いやほら、お化粧するから。私はまぁ、通年日焼け止め+ベビーパウダーですし、眉と目元のみささっとやるだけですし、ここ数年は皆さんマスクなんで、そんなにベタベタとファンデーション塗りまくってないと思ってたんですけど。
それでもする人はするのね。
もうびっくりよ。美意識
で、こないだYouTubeのCMで、化粧下地を宣伝しててですね。それはいつもの早口アニメのやつではなくて、男の人が自分の手の甲にぬりぬりしながら説明するやつだったんですけど、私、いつも疑問に思うことがあってですね。それを今日はお伝えしたい。
まずね、すごく伸びが良いんです~、ってぬーりぬりするわけです。たったこれだけでお顔を全部カバー出来ます~、って。まぁ塗ってるのは手の甲なんですけど、そこは良いです。
そんで塗ったらですね、まぁきれいになるわけですよ。そもそも手の甲なんて恐らくほとんどの人が顔よりもきれいだと思うんですけど、それでも肌の色がワントーン明るくなるわけですよね。ほら、もう一塗りしただけでお肌の凸凹なんかもきれいにカバーしてくれるんですよ~って言うんですけど、手の甲ってそもそも凸凹なんてないですからね。その辺も本当はがっつり突っ込みたいですけど一旦我慢です。
そこで彼はこの手の商品の紹介では最早定番となったアレをやってくれるんですよ。
お水をジャージャーかけるやつ。
ウォータプルーフですよ、と。
霧吹きでシュッシュとかじゃなかったと思います。ジャージャーかけてました。だけど、ほーら落ちてない、って。
これですよ。
私が言いたいのは。
確かにね? 頭に汗かいて、それが顔の方に流れてくることはありますよ。だけどね? 汗って、外から来る(流れて来る)ものばかりではなくない? むしろ。内側から滲んでこない? その下地を引っぺがす勢いで滲んでこない? あと、百歩譲って顔には汗をかかないタイプの人が頭から流れてくる汗に悩んでるんです、ってパターンだとしてもですよ。
あなたの汗って、そんな不純物のない、混じりっ気のない水なの?
いま調べてみたら、汗の99%は確かに水らしいですけど、その他にもナトリウムやらカリウムやらアンモニアやらなにやら混ざってましたが? もしかしたらその水以外の成分がその下地を剥がすかもしれなくない?
あと、少なくとも、温まってるよね? 人肌だよね? せめてぬるま湯で実験してくれないと。欲を言うならそのナトリウムやら何やらも混ぜた液体でやってもらわんと。
だけど一番気になるのは、内側からの汗に対してそいつが何をしてくれるかですよ。外からの水には強いけど、内側から滲んでくる汗と、それからじわじわ浮いてくる皮脂には弱いです、だったら話にならんわけですよ。
もうね、いつだって私はモニターになる覚悟がある。
私の顔なんてね、年がら年中テッカテカですし、顔はそこまで汗をかかないけど、首とかもうとんでもないから、そこでモニタリングしてくれてもいい。それでも剥がれなかったら本物ですよ(ただし買うとは言ってない)。
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