第1219話 発想

 そういや前話で「母の日=赤い紙は凡人の発想かも」って書いたんですけど、まぁ、そういうのって個人で違うじゃないですか。


 赤といえば女の子のイメージ(ランドセルやトイレのアイコンなど)でしたけど、戦隊ヒーローのレッドは大抵男性ですし。特にいまはジェンダーレスですしね、男の子がピンクを着ようが、女の子が青を着ようが――って女の子はなんか何色を着てても何も言われないんですけど、良いわけです。


 ちなみに、宇部さんが服を選ぶ場合、大抵は黒とかそんな色なんですけど、「よっしゃ、勇気を出して明るい色に挑戦するぞ!」って思った時に選ぶのが青ですね。勇気を出しても青が関の山よ。もしくは緑よ。紺とか深緑じゃないだけまだ明るいと思ってるから。赤とかピンクはもう1段階上の勇気が必要なのよ。


 それでですよ。


 ほら、先日ね、夏休みに北海道帰るって話を書いたじゃないですか。まぁ8月中旬の話なんで全然先なんですけど、なんかもう最近時の流れがめちゃくちゃ早いんでね? ぽやぽや生きてたらあっという間に7月終わってるとかそんな自体にもなりかねないわけです。


 動かないと。

 用意は早め早めに。

 基本せっかちな人間なので、予定が決まるとまず動くんですよ。うおおお、って。

 

 だけどだんだんその情熱が冷めて、それである程度準備したところで放置して、直前になって「あれとこれ終わってない!」って騒ぐのが私なんですよ。


 だから今回もチケットを取った時点で無駄に燃えてね。筋トレにも熱が入りましたし、何が必要かなとかリストアップしたりして。荷物減らすために髪の毛も縮毛矯正しようかな(そしたらヘアアイロン持っていかなくて良いし)とか。


 服もね、悩みどころですよ。


 私の記憶の中にある北海道(道北)の夏はですね、朝と晩がちょっと寒くて、冬用の布団で普通に寝るような、夜はカーディガンを羽織るような、そんな感じなんですよ。


 ねぇそっち、温暖化どうなってます!?


 こっちの真夏の感覚で大丈夫なんだろうかなんて考えたりして。秋田だって関東に比べたら全然涼しいし、北海道だっていまは結構暑いだろうに。

 

 旅行ではなく帰省なので、着替えなどなどは基本的に送ります。手荷物はなるべく少なくしたい。とはいえ私は化粧道具とか、除菌グッズ、もしもに備えてのアレコレを持たねばなりませんので、ボストンバッグとまではいかずとも、それなりの大きさの鞄を持たなくてはなりません。


 ちょうど良いやつあったかしら……?

 

 そんなことを考えます。行き帰りの鞄は鞄で大きくないといけないけど、滞在中はそんな大きな鞄であっちこっち行きたくない。


 ちょうど良いやつあったかしら……?


 ないかもしれないな。

 うん、ないかもしれない。


 となると、「いやーん、新しいの買わなくちゃー(ウキウキ」となるのかなって思うんですよ。もうね、常にそういう理由を探してるのよ。だってもう必要なんだから仕方ないじゃないって。これがね、鞄以外なら私は即Amazonさんに助けを求めますから。


「えーと、寸法は……」


 作る方向でしたわ。

 Amazonさんで『レディース 鞄』と検索するより先にメジャーと紙とペンを用意してましたわ。物がすぐ出し入れ出来るようにしたいけど、スリが怖いから財布だけはファスナーポケットに入れたいよなとか、チケットはすぐ取り出せないと駄目だよなぁとか、ショルダーベルトは必須だよなとか。


 そんなこんなでいまめちゃくちゃ盛り上がっています。帰省はぶっちゃけ憂鬱だけど、この作業は楽しい。

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