第1181話 日本のやつは
私の大好きな番組、『ブリティッシュ ベイクオフ』がですね、いまEテレでもやってる、っていう話をですね、Twitterのフォロワーさんから教えていただきまして。以前、このエッセイでもこの番組について触れたんですけども、アマチュアのベイカーさんがそれぞれのお題で料理(お菓子とか)を作って、それをプロに評価してもらいつつ、スターベイカー(優勝)を目指す、っていうやつなんですけど。
いまこれ、日本バージョンもあるんですよ。得意のAmaz〇n Prime様で。タイトルは『ベイクオフ ジャパン』。『ジャパニーズ ベイクオフ』じゃないんですね。それはいいです。
私これね、日本のは正直どうなんだろうって気持ちがあって、見るのをちょっとためらってたんですよ。そのどうなんだろう、の部分なんですけど、
①ポールとメアリー(本家)を超える審査員がいるのか否か
②欧米人みたいな大きなリアクションがなさそうだし、派手さ(?)に欠けるのでは?
っていう。
だけど、やっぱり気になっちゃって見てみたんですよ。
そしたらですね、審査員が
で、見たら見たでやっぱり面白いんですよ。当たり前ですけど日本語なので字幕なしで見られますし。
ただね、ちょっと気になっちゃう点があるとすればですよ。
女性陣の髪ですかね。
これね、まぁ私の偏見ではあるんですけど、外国人の方の料理番組で、ノーエプロンだったり、髪の毛を束ねてないとか、アクセじゃらじゃらとかマニキュアもごっつごつなのはあんまり気にならないんですよ。そういうものなんだろうな、って見てるというか。
だけどこれが日本人となるとですよ。
せめてその髪は後ろに垂らそう!?
後ろに垂らしてはいるけど、長すぎて前に流れて来ちゃってるよ! お団子にするかネットにしまおう!?
サイドの髪、耳にかけてみたらいかがですか?!
もうその辺がちょっと気になっちゃって。
あと、本家の『ブリティッシュ ベイクオフ』ですと、ベイカー達がものすごく和気藹藹でですね、ライバルはライバルなんですけど、なんかこう、『戦友』なんですよね。自分の作業が終わったら「手伝おうか?」みたいなのも普通にあったりして。
それがね、日本の方にもあるんですよ。
すげぇ、皆コミュ力おばけかよ! って。私なんかはもうびっくりなんですよ。「ねぇ誰か茶こし貸して!」とかね、普通に言うわけですよ。えっ、タメ口なんだ!? って。距離の詰め方すげぇな! って。
これほら、英語ならね? 私英語得意じゃないからあんまりわかんないですけど、あんまり敬語的な表現がないような気がしてね? それにほら、向こうの国って基本フレンドリー、みたいなイメージなのでどれだけ年の差があってもタメ口で良いんですよ。だけどこれが日本人だとものすごく気になっちゃって。何かものすごく本家に寄せてる感があってですね、まぁだからこそそういうところが面白いんですけど。
逆にね、THE日本人! って感じで髪もぴっちりネットに入れーの、一言も発さずに黙々と調理しーの、だと絶対面白くないんですよ。これはそういう番組じゃないんですよ。
結局ね、ホスト役の工藤阿須加君の滑り芸も含めて面白い番組なんですよ。滑り芸とか言ってやるなよ。season2の制作もぜひお願いします。
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