第1077話 トイレでの小さなピンチ
日常にね、小さなピンチって案外転がってるもんじゃないですか。そんなことをね、しみじみ考える私なんですよ。
inトイレ(自宅)でね。
違いますよ、そういうピンチではなくて。お腹を下してナンタララとか、上からも下からも大盤振る舞いでドウタララとか、そういうのではなく。だってそこまでのレベルは最早『小さなピンチ』ではないんですから。そうでしょう?
まぁ、まさにそれを体感したので、よっしゃ書いてやれ! と勇んで書いているわけです。
もうここでも何回も書いているわけですが、身体改造に余念のない(単にダイエットしているだけ)この私、休日はもちろん、仕事がある日だって朝はエクササイズです。ただ、仕事がある日はどうしても時間的な問題で「まぁとりあえずこれだけは」みたいなやつを厳選してやるんですが。
だけど休日となれば、ほぼほぼ午前中はエクササイズに捧げるつもりであれやらこれやらやりまして、もう汗はだっくだくです。それでですね、さんざん汗をかいているのに、さらに下からも出したいわけです。違います、Bではありません。
ま、Nならいっか、と、汗まみれのハーフパンツにタンクトップ姿でトイレに行くわけです。正直、ヒートショックとかそういうのもよぎるので、北国では禁じ手ですけど、居間のドアもトイレのドアも開放して用を足します。家族には絶対に見せられない姿です。ママ何やってんの。
でもまぁ、何度も言うようにNなのです。秒で出しますとも。ジェットでな。ジェットの勢いで出してやるっつーの(年齢的にそんなにジェットでは出ない)。
と思ったらですよ。
フアーオ、フアーオ、とアラームですよ。もちろん脳内で。Bです。Bが襲いかかってきたのです。イマージェンシー! イマージェンシー! B襲来です!
といってもですね、普通の便意です。下ってるわけじゃないです。普通の便意なんですけど、そりゃ私だってね? 最初からBだとわかっていたら、汗をしっかり拭いて、何ならせめて上だけでもちゃんと部屋着を着て臨むんですよ。こんなのね、騙し討ちみたいなもんですよ。普段はどんなに頭を下げてもつれない返事の癖に、じゃあもう良い! Bなんか知らない! ってこっちが冷たくしたら「ちょ、待てよ」って向こうから追ってくるんですよ。私一体何の話してるの?
とにもかくにも突然のBなんですよ。こっちには全然その態勢が整ってないんですよ。いや、この場合のタイセイって態勢? それとも体勢? そんなことはどうでも良いです。とにもかくにも、長期戦に持ち込まれたら不利なんですよ。マジで風邪引く!
つってもまぁ、いまのいままでこれで風邪を引いたことなんかないんですけども。
いや、こうやって書いてみたら案外『小さなピンチ』でもなかったですね。中規模くらいでしょうか。
だとしたら『トイレにおける小さいピンチ』って何だろう、ってうんうん唸りながら考えてみたんですよ。あっ、違います。この『うんうん唸る』は別にBを出してる時のあれじゃないです。普通に腕を組んで左右に揺れる可愛い感じで脳内再生お願いします。
とまぁとにかくうんうん唸って考えたら思い出したんですよ。これこそ『トイレにおける小さいピンチ』だ! っていうやつが!
私ね、どういうわけだかB目的でトイレに籠るとですね、高確率でくしゃみが出るんですよ。いま寒いからでしょ、って? まーた汗まみれのハーフパンツとタンクトップで籠ればそうなるわ、って?
違うんですって。
最初からB目的の時はちゃんと長期戦を覚悟してそれなりの装備で臨むんですって。それにこれ、夏場でもありますから。
そんで私、くしゃみすると99%の確率で鼻水が出ちゃうタイプなんですよ。何か食っても出るし、くしゃみをすれば出る。朝顔を洗っても出ます。私はいつだって鼻水と共にあるんですよ。
ただね、ここはトイレなんです。
手元にある紙は、水に流せるタイプのやつなんです。
えっ、どうする、これでかむの?!
鼻水も水だよ!? 溶けちゃうじゃん!
あーでも、もうちょいかかるってのに鼻水垂れて来たんですけど!?
って、まぁ最終的にはトイレットペーパーでかむことを余儀なくされるんですけど。
だったら箱ティッシュ置きゃあ良いじゃん、って思いましたね?
馬鹿かよ、って。
何言ってるんですか。
箱ティッシュなんて置いてごらんなさい。
私馬鹿なんだから、絶対にそのまま流しちゃって偉いことになるに決まってるでしょ。
つまり結局、私は馬鹿だ、っていう話ですね。
そんな話で1月締めちゃうのかよ。
そして、カクヨムコン締切ですね。参加された書き手の皆様、お疲れ様でした。
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