令和4年1月

第1047話 明けましておめでとうございます

 皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。


 まぁ元日ったって、大人になればただのお休みですからね。お年玉をもらえるわけでもなし。ただただめでたい感じの番組を垂れ流しつつ、ぼんやり食っちゃ寝する日ですよ。いや、旦那の実家だから食っちゃ寝しちゃ駄目なんですけど。


 まぁ、このエッセイ的にもですね、別に今年の抱負を述べるわけでもないものですから、もうふつーの話しますけど。だって去年の元旦だって年賀状が終わらねぇ、みたいな話書いてましたからね?


 それでですよ。

 新年早々息子の話を書くんですけど。


 毎回図書館から工作の本を借りてきては「ママー、ウチに〇〇(材料)ってある?」と尋ねてくる、末はワクワクさんかのっぽさんか、という我が息子ですわ。


 そんな彼が今回欲したのはアルミホイルでした。 


 オッケー大丈夫!

 それはある!

 例の、昭和で消えた『蓋が完全に取れるタイプの空き缶』より全然楽勝!


「アルミホイルならあるよ。どれくらい使うの? ていうか、何作るの?」


 そう尋ねながら工作の本を覗き込みますと――、


 ヒーローのマスク!

 総アルミホイル製! 何でだろう、奥歯が何かカチカチします。誰もが一度はアルミホイルを噛んで変な感じになったことがあるはず! 何かそれを思い出しました。


 それでですよ。

 使うのはまぁ1メートル程度だったので、どうぞ、と渡したわけです。


 それから数日後――、


 謎の楕円のようなものがノートにいっぱい描かれてるんですよ。何だ!? 草間彌生リスペクトか!? 遠目で見た私はそう思いました。


 が、近づいてみますと、その大小様々の楕円やら何やらの中に、ちまちまと文字が書かれております。何だ何だ。


 アマゾン、ストロンガー、V3……


 どう見たって歴代ライダーの名前です。

 えっ、何、どういうこと!?

 あれ、よく見たら見覚えあるぞ、この形……。


 目だ!

 ライダーの目じゃん、これ!


 あいつ、自分で目のカタログ作ってやがる! いーや細かっ! 


 どうやらどのライダーにするか迷いに迷いまくった結果、一旦目だけ書き出してみよう! みたいなことになったらしく。


 そんで結局ストロンガーになりました。

 

 ライダーが大好きなのはわかるが息子よ、ママは時々お前のその熱意が怖い時があるよ。良いんだけどね。

 

 ただマジでここから草間彌生さんになるのかと思ってヒヤヒヤしたよ。いや、有名な方だけどね。ママ、あの同じものがずらーって並んでる感じのやつ駄目なんだ。いくらとか筋子もじーっと見たら駄目なんだ。ゾワゾワしちゃうから。


 とまぁ、この話でもおわかりかと思いますが、新年だろうがなんだろうが関係ない、こんな感じのエッセイですので、どうぞ本年もよろしくお願い致します。

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