第1035話 違和感あるけど

 ネットの記事でね(まーたネットの記事かよ)、声優さんが交代したけど違和感なかったキャラクターランキングみたいなのあったんですよ。


 3位が確か不二子ちゃん(峰不二子)で、2位が毛利のおっちゃん(毛利小五郎)で、そんで1位がルパンで。4位以下は知りません。続きはこちらのサイトで、みたいな感じだったので。


 いや、わかる。


 1位と3位はわかる。

 ていうか、ルパンに至っては、私レベルになると聞き分けがつかないもの。


 不二子ちゃんはまぁ、違うとは思ったけど、すぐに受け入れられたと言いますか。この不二子ちゃんもイイ! って。


 ただ問題はね、2位ですよ。

 えっ、何、皆さんそんなにあっさり受け入れられたの!? 私、違和感しかなかったし、何ならいまでも(いまそんなにコナン君見てないし)違和感アリアリなんだが!?


 私の記憶の中の毛利のおっちゃんは、何かもう駄目な大人代表みたいな感じだったんですよ。まぁ実際駄目な大人だとは思うんですが、でもほら、柔道強いしね? もうそういうところが神谷さん(神谷明)にぴったり、って思ってたんですよ。


 神谷さんをよく知らない方にさらっと代表的なキャラ(宇部基準)を挙げますと、


 キン肉マンと、冴羽獠(シティーハンター)です。ねぇ、わかります? 決めるところは決めるけど、みたいな。まぁ、ケンシロウ(北斗の拳)もありますけども。


 それがあなた!

 ジャック・バウアーよ!?

 キン肉マンがジャック・バウアーになんのよ!?

 どんな錬金術使ったらそうなるのよ!


 もうね、駄目な大人だと思ってた人がいきなりジャック・バウアーになっちゃった衝撃たるや! って書きましたけど、もちろん私は『24』見てないです。見てないけどバウアーは知ってる。バウアーは駄目な大人じゃないんでしょ? たぶん。


 それでですよ。

 まぁこのランキングは置いといてですね、やはりどんなものにも終わりはあると言いますか、いつまでも同じ人がずーっと演じ続けるというのも無理があるわけでして(それ野沢雅子さんの前でも言えんの?)、いつかは交代の時期が来るわけです。


 声優さんがご存命のうちに代わるパターンもあれば、お亡くなりになって交代せざるを得ないパターンもあるわけで。


 それでですね、個人的に、代わったけど全然違和感がなかったというか、これはこれでアリと思ったキャラをここに記しておこうかなと思います。


 これはもうダントツで『スネ夫』です。

 ドラえもんの声優交代はかなりショックでしたよね。私はいまでもあのドラえもんは別固体だと思ってますから。そりゃあ未来のロボットですからね、続々と新機種が出るんでしょうし、機種変したと考えれば、のぶ代ボイスがわさびボイスになるのもまぁ納得。けれども、違和感はずーっとあります。いまだに。


 が、スネ夫ですよ。

 先代のスネ夫は肝付兼太さんが演じておられまして、『怪物くん』のドラキュラですとか、『サイボーグ009』の007(グレート・ブリテン)、『キテレツ大百科』の勉三さん、『おそ松くん』のイヤミなど、個性的なキャラを担当されていた印象ですね。アンパンマンにも『ホラーマン』というガイコツキャラで出てます。


 もう絶対彼を超えるスネ夫はいないと思ってたんですよ。

 声優交代ってなって、私がドラえもんの次に心配していたのがスネ夫なんですよ。それが。


 これはこれでイイ!


 若干ウィスパー(妖怪ウォッチ)味があるけど、これはこれで確かにスネ夫! 金持ちの嫌な感じが出てる! 

 

 スネ夫だけは、慣れ親しんだスネ夫とは違うけど、違和感がないんですよ。すげぇな、関さん(関智一さん)、って。これがプロか、って。いや、他の方もプロなんですけどね。


 ただ一つ心配なのは、あの声って喉痛めないのかな、って。私なんかが心配するやつじゃないんですけど、なんかすんごい喉を締めながら出してそうじゃないですか。何かね、ばいきんまんの中の方(中尾隆聖さん)がおっしゃってたんですよ、「実はあの声を出すのって結構辛い」って。もう何年、何十年も演じてるのに、辛いんだ!? ってびっくりして。確かにフリーザ様よりも大変そうだしな、って。えー、ばいきんまん、大丈夫ー?


 まぁほんと私が心配することではないんですけど。

 アンパンマンとばいきんまんもそろそろ交代かな、なんて考えると、もう全然見る機会はないのに何だか悲しくなります。

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