令和3年10月
第955話 クッソ怖い
クッソ怖い映画を見たんですよ。
という書き出してもわかるように、今日はホラー映画のお話です。
というわけで今回は映画のお話なものですから、ネタバレ厳禁! という方はここでお別れです。いや、お別れも何も、なんの映画よって思われた方にそっとお伝えしますと(そっとお伝えする意味はない)、
『死霊館』と『アナベル 死霊館の人形』というやつです。タイトルでもわかる通り、アナベルの方は続編です。
さ、というわけで、ここからはネタバレOKの方(あるいは絶対見ないから関係ないぜ!)のみお付き合いください。
カテゴリ的には悪魔祓い系のやつですね。ホラーはホラーでも殺人鬼が出て来ないやつ。まぁ、悪魔が出てくるのでそれを殺人鬼枠にすれば……いや人じゃねぇし。
悪魔系の映画はですね、エクソシストとかオーメンは見たことあるんですけど、逆に言うとそれくらいしか見たことがないんですよ。そっちもね、まぁ怖かったんですが、有名作であるがゆえに、ちょいちょい色んなシーンを見たことがあるんですよね。ほら、あのブリッジ状態で階段を下りるシーンとかね。だから、映画としては初見でもある程度知ってたというか。なので、怖いは怖いんですけど、心構えがあったので、まだ余裕があったわけですね。
そんな中、Amaz◯nPrimeで必ずと言っていいほどお勧めされる『死霊館』を見てみたわけです。画像の感じだと、どうやら、いかにも、って感じのおっかないアンティーク人形のお話っぽくて。そういうアイコン的なの好きですから。チャイルドプレイ的な。
が。
そのアンティーク人形(アナベル人形)はですね。
メインじゃなかったんですよ。
ウッソだろ。パッケージ(?)に出てるのに!?
ストーリーとしてはですよ、心霊研究家? のご夫婦が、悪魔に取り憑かれた家族をお祓いする、みたいな感じなんですけど。どうやら実話らしくて。へぇ、そんな話があったのね、アメリカ怖い。
見ててわかったのがですね、私、殺人鬼が出る系以外のホラー耐性がものすごく低い、ということ。ウワァァー、来る来る、これ絶対、その扉開けたら絶対いるー! に耐えられない。当たり前のように薄暗かったり、ほぼ灯りがない状態だったりして、部屋に何がいるかわからないですからね。あぁぁ、その隅とか、天井とかにあぁぁぁ! って。
その点、ジェイソンさんの場合は派手ですからね、登場が。ドバーン! バリーン! ガシャーン! ですから。こっそり来ることもありますけど。
そんでもう怖くてですね、どうしようもないけど、見た以上は最後まで! ってことでね。
一方その頃旦那はですね、少し離れたところで録画していた『水曜どうでしょう』を見ていまして(私はイヤホン)、ちらちらとシェフ大泉君が腕を振るうのを見て励まされていました。それでもまだ足りないと思い、一時停止して洗面所からお肌のお手入れグッズを運びまして。
突然始まるボディケアタイムですわ。
振り向いた旦那もびっくりですよね。
静かにホラー映画を見ていたはずの妻がいきなり下着姿でボディクリームをぬりぬりしてるんですから。
「えっ、何やってんの」
当然の反応ですわ。
「これはね、おっかないホラー映画を見る際のライフハック。良い香りのボディクリームなどでボディケアをすることによって、癒される上に肌もふわすべになり、恐怖も和らぐという」
「成る程……」
「自宅観賞限定だけどね」
「そりゃそうだ」
そんで、その『死霊館』の方であんまり触れられなかったアナベル人形の誕生秘話みたいなやつが続編でして、こっちはこっちで古いタイプのミシンが出て来るんですけど、「あーもーこれ絶対指刺すじゃん!」って、ミシン作業のアップが出る度にハラハラしてました。何ならそこが一番怖かったですね。
あと、向こうの国ってキリスト教が多いじゃないですか。たまたまというか、その悪魔に目を付けられた家族の子ども達がですね、洗礼を受けてなかったんですよ。あんまり両親が信心深くなかったのかな。そしたらね、その心霊研究家夫妻がね、それも良くないって言うわけですね。神の加護的な話で。それに悪魔祓いするにも偉い神父の許可がいるとかで、それも洗礼を受けてない人はちょっと承認が下りるのに時間がかかるとか言い出して。
えっ、それじゃ仏教徒とか無信教の人ってどうなるの?! その家にうっかり日本人が住んでたらどうなってたの!? 仏教徒ならお釈迦様が頑張ってくれるの?! それとも宗派が違うから手出ししてこないのかな?! その辺が気になるところでしたが、当然わからないままです。
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