第904話 ジャー

 ここ数日、歴代戦隊ヒーローのオープニング曲集を大層お気に召している私です。


 もうこの時点で「あっ、今回は特撮ネタかぁ。一つもわかる気がしねぇや」という方はね、申し訳ないです。このエッセイ、何も全話読まなくても全然前後(『前前前世』みたい)の繋がりなんかもありませんからね、もう全然ブラウザバックしていただいてもね、ええ。明日またお会い出来れば嬉しいです。


 というわけで、特撮ネタに興味のない方への完璧すぎるフォロー(?)も挟んだところで続きへGO。


 そう、それでですよ。YouTubeのね、そういう作業用BGM的なやつをずーっと流してるんですけど、さすがに45作もあるとですね、フルコーラスで流すと2時間半とかになるんですよ。そういうところも作業用BGMとしては大変優秀なんですが、問題はその熱さに引っ張られたり、歌えるやつ(昭和率高し)だとついつい口ずさんじゃって(口ずさむレベルで済まない時もある)、作業の手が止まるというところでしょうね。駄目じゃん。


 ミシン作業なんかはですね、もう身体がね、縦ノリになりますんで、たまに縫い目にも影響が出ますね。ごく繊細な部分を縫う時はノリたい気持ちをぐっと堪えなくてはなりません(止めろや)。ただ、リズムがばっちり合うとね、それはそれでノリノリで縫えますね。この場合気をつけなくちゃいけないのはフットペダルです。ウチのミシン、フットペダル式なんですけど、足でリズム取ったらミシンがいちいち止まってしまう。壊れるっつーの。


 それでね、その動画のコメント欄の一番上にこう、戦隊が一覧で並んでましてね、何分何秒からこの戦隊ですよ、って飛べるようになってるんですよ。もう最高の配慮。動画だからね、この戦隊だけ何回も聞きたい、みたいな機能がないもんですから。


 で、その一覧を見てて思ったのがですね。

 まぁ記念すべき第一作目は『秘密戦隊ゴレンジャー』なわけですけど、そこからしばらくは『○○レンジャー』系の名前ではないんですよね。『ジャッカー電撃隊』とか『バトルフィーバーJ』辺りは『○○戦隊』ですらないので、ちょっと除外するとしてもですよ(それを言ったら『超電子バイオマン』と『超新星フラッシュマン』もそうだけど)。


 しばらーく、『○○マン』の時代なんですよ。そんで、一瞬『高速戦隊ターボレンジャー』が来て「おっ? 久しぶりにレンジャー来たな」って思ったら、まーた『地球戦隊ファイブマン』ですわ。ああ、レンジャーの時代は終わったのかな、と。


 と思ったら、その次の次、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』から再びレンジャーの時代がやって来るんですよ。途中『星獣戦隊ギンガマン』と『救急戦隊ゴーゴーファイブ』、『特命戦隊ゴーバスターズ』を挟みますが。


 ただね、ここ数年、『○○レンジャー』じゃなくて『○○ジャー』なんですよ。いや、そのジャーって、レンジャーのジャーだろ? そこだけで良いもんなの? そのジャーは『レン』ありきのやつじゃないの?!


 もうね、ジャーが『○○マン』でいうところの『マン』に該当する感じになってるんですよね。


 ちなみにそれを最初にやったのが『轟轟戦隊ボウケンジャー』です。旦那から「久しぶりにレッドらしいレッドが来た(リーダー感があるという意味らしい)」と大変評価の高いやつです。これに出ていたボウケンブルーの三上君はいま園芸王子なんて呼ばれてますね。余談ですが。


 でもその後『獣拳戦隊ゲキレンジャー』でまたレンジャーに戻ったので、「やっぱり○○ジャーは無理があったんじゃないか」みたいな話になったのかな、と思ったんですけど、その次がもう全然『炎神戦隊ゴーオンジャー』で。そんでそれからはずーっと『○○ジャー』なんですよ。


 まぁ、だから何だ、って話なんですけどね。

 もう日本人の中では『○○ジャー』の『ジャー』って戦隊ヒーローを指すやつみたいになってるんですかね。これ、海外の人達はどう思ってるんでしょう。やっぱりそこはもう『○○マン』的な感じで変換してくれてるんでしょうか。

 

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