第892話 はじめてのおつかい・準備編
息子が夏休みなんですよ。
これが何を意味するかわかりますか、皆さん!
そう、私が休みの日でも、家には息子がいる、ってことです!
これが何を意味するかわかりますか、皆さん!!
そう、休日でもママフォームを解除出来ないってことなんですよぉぉぉぉ!
まぁ、娘と違って、四六時中相手をしていないといけないタイプでもありませんし、テレビとお絵かきセットがあればそれで良いっちゃあ良いんですが、
「息子、今日ばあちゃん家で過ごしたい? それともママと過ごしたい?」
というパパからの質問に、
「僕、ママと過ごしたい!」
と花丸満点の回答をしてくれた息子君(最高! 好き!)にですね、やはりそれなりの一日をプレゼントしたいわけですよ!
ちなみに、子ども達はママが運転出来ないのを知っているので、ママとのお休み=基本的には家から出ない、出たとしても近所、つまり、派手なイベントはない、ということを学習しています。それでもママと過ごしたいってお前! 何を期待しているのよ! 何もねぇよ?! フルーチェくらいしかねぇよ?! フルーチェ作ろっか?!
けれども、ここで期待に応えられなきゃ
そろそろ『はじめてのおつかい』させてみても良いんじゃないかしら?
そんなことを考えたわけですよね。
基本宇部さんは超過保護(前の店長に言われた)なものですから、スーパーやコンビニでのお買い物だってピッタリ隣をマーク、というか何ならがっちりおてても繋いでおりまして、離れても数メートル、視界の中に子ども達がいないと心配で心配で仕方がないのです。
けれど、息子ももう立派に8歳。小学三年生。一人でお留守番も出来るようになりましたし、そろそろ一人でお買い物くらい出来ないといけません。決してこのエッセイのためではありません。
宇部「良夫さん、今日、満を持して息子君に『はじめてのおつかい』をさせてみようと思う」
旦那「おっ、良いじゃん」
宇部「でも心配だから、堂々と尾行しながら行くよ」
旦那「成る程、良いね」
宇部「で、何買ってこさせたら良いかな」
旦那「これは? 市の指定ゴミ袋」
宇部「おお、良いね。抜群にちょうど良いわ」
てなわけで、息子君のファーストおつかいが決定しました。
さてそうなりますと、こちらも色々準備しなくてはなりません。
まずは、息子君専用のお財布がないことに気付きました。宇部さんならどうするか。もうおわかりですね?
作るんだよ!
というわけで、常にどっさりある布コーナーを物色。息子君に似合いそうな可愛いシロクマさんの布を発見。それから、適当な裏地、へにゃへにゃしないように芯地もしっかり貼って、小銭が落ちないようにファスナー、首から下げさせたいので、ネックストラップをつけられるようにDカン。そして、ネックストラップ。
型紙なんざいらねぇ! もうさんざん作ってきてるんだ、ファスナーの長さから適当に作ってやらぁ!
というわけで、お財布というか、超シンプルなぺったんこポーチの完成です。ネックストラップは布の裁断が面倒だったので、バイアステープを二つに折り畳んで縫い、そこにナスカンをつけることにしました。完璧。
ポーチは割と大きめに作りましたので、この中に千円札と小さく折り畳んだレジ袋をイン。
さぁ、準備だけでそれなりに字数を稼ぐことに成功しました。宇部さんはもうホクホクです。
というわけで、7月最後は息子君の『はじめてのおつかい・with
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