第867話 確かに向いてはいるんだろうけど
ダイエット中だって甘いものは食べたい!
そう思いませんか、皆さん。
いや、皆が皆ダイエットしているわけじゃないっつぅの。
でも、たぶん伝わってくれると思うんですよ。
甘いものに限らずですね、脂っこいものだって食べたいですしねぇ。
いや、ぶっちゃけ食べてますけどね。
何せ2年くらいかけて15㎏落とそうぜ計画なものですから、無理してドカンと痩せる感じではないので、これといった食事制限的なものもそんなにしていません。ただ、お昼のカップラーメンはやめようかなとか、コーヒーのお砂糖は少し控えようかなとか、そんな感じですよ。たまにはマックも食べるし、ピザも取ります。
ただほら、そういうマックとかピザとかはさすがに月に何度か、って頻度なわけです。そういうご褒美的なアレじゃなくて、日々の癒しといいますかね? ちょっと甘いの食べたいなー、みたいなのあるじゃないですか。
それも一応気を遣って個包装のやつを○個まで、みたいな制限はしているわけです。だから、個包装じゃないチョコ菓子とか困るんですよ。例をあげると、きのこの山とかたけのこの里とかああいう感じのやつ。あれもう開けちゃったら全部食べなくちゃなりませんからねぇ(食べなくちゃいけないわけではない)。
そう、一度開けたら全部食べなくちゃいけない感じのチョコ菓子の話なんですよ、今日は。
いや、旦那がですね、たまにお土産にチョコを買ってきてくれるんですよ。一応彼もですね、私のダイエットには協力的ですので、彼の考える『これはダイエッター向きだろう』というチョコ菓子を買ってきてくれるのです。何て出来た旦那でしょう。
ただですね、彼の考える『これはダイエッター向きだろう』というものがですね、私的には「うーん、ちょっと違うカナー?」という時があるわけです。
とりあえず、量が少なければ良いだろう、というポイントで選出されたんだろうな、っていう、小袋のチョコ(コンビニによく売ってるやつ)率が高いですね。確かに量は少ない。けれども、これはもう開けたが最後、絶対に食べきらないといけない(と私は思う)! いや、途中で止めれば良いんですよ。袋の端をくるくる畳んでクリップで留めりゃあ良いんです。でもそれが出来ない! なぜって、美味しいから!
でもね、まだこれは良いです。
だって何度も言いますけど、量が少ないんですもん。食べたところでぜーんぜん。ぜーんぜんですよ。
問題はですね、「これこそダイエッターのためのチョコだろ?!」ってやつです。当たりも当たり、大当たり。
カカオ○%系のやつね。
ほら、カカオ自体は身体に良いらしいじゃないですか。ポリフェノールがね、どうたらで。ポリフェノールったらあれでしょ? 抗酸化作用がどうたらなやつでしょ? もうありとあらゆることがあやふやですけど、とにかく甘くて美味しいミルクチョコレートとかそういうのより断然ダイエッター向きのチョコなんですよ。
それを買ってきちゃったんですよ、マイハズバンドが。
けれど皆さん、このエッセイでもさんざん良夫(良妻があるなら『
そのカカオ○%チョコ、マカダミアナッツ入りだったのです。そう、私はナッツ入りのチョコが大好き。ははぁ成る程、それでこれを選んだのね? カカオの苦味をナッツで相殺的なね? と冷蔵庫に入っているそれを見て納得しましたとも。
なので、翌朝、お礼をしたわけですね。
宇部「冷蔵庫のあのチョコ、私の?」
旦那「そうだよ。松清子好きかと思って」
宇部「ありがとう。ただ、その……マカダミアは好きだけど、カカオ○%系のやつはちょっと……いや、食べるけどね? ありがたくいただきますけども!」
旦那「えっ?!」
宇部「えっ?!」
何に対する「えっ?!」なの? って。
私がカカオ○%系なの苦手だって知ってるでしょ?!
そう思っておりましたら。
旦那「マカダミア?! ピスタチオじゃなかった?!」
宇部「えっ!?」
旦那「箱が緑だったから、ピスタチオのやつかと思ってた!!」
宇部「箱の色だけで――?!」
箱の色だけで完全にピスタチオのチョコだと思って買ってきた模様。カカオ○%のことも気付いていないご様子。そんなうっかりミス、最高に美味しすぎるから!
で、いまそれをブラックコーヒーと共に食しているわけですけど、すごいですよ、これ。お砂糖0のブラックコーヒーが全然苦く感じない!! というか、コーヒーの味もしない! カカオ○%の苦さが私の全味覚を一時的に殺しに来てる!! コーヒーなのに水飲んでるみたい! すっげぇ!
いや、普段割と節制してるからさ、チョコくらい普通の甘いの食わせてくれ。
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