第859話 新たな楽しみ方を模索する
最近あんまり書いてませんでしたが、実はあれからも『13日の金曜日』はよく見ています。
宇部さんたらどんだけ好きなのよ、って話なんですけど、宇部さんは気に入ったものを何度も見続けることが出来る特殊な訓練を受けておりますんでね。とはいえ、完全に執筆時のBGMです。だってほら、そもそも字幕だしね? アイキャンノットスピークイングリッシュですから。スピークどころかリスニングもからっきしですわ。
だから、横目で「あー、いまこのシーンかぁ」ってチラチラ見つつ、これを書いたりしているわけです。
それでですよ。
まぁ見るのはAmaz○nPrimeで購入した1から5なんですが、そういえば、とふと思い立って、『予告編を見る』という部分をぽちっとしてみたんですよ。
本編についてはもう何度も何度も見ているけれども、この『予告編』というのは全然見ていないな、って思って。
ただこれがですね、本当に公開時の予告編なのかって言われると絶対違うよな、ってやつなんですよ。
だって普通あれでしょ?
『全米No,1ヒット』とか
『全米が泣いた』とか
『あの男が帰ってきた!』とか
そういうのがババーンって差し込まれる感じじゃないですか。それがないんですもん。まぁすべてのAmaz○nPrimeの映画を見たわけではございませんので、もしかしたらたまたまこの『13日の金曜日』シリーズのみそういうやつだった、っていう可能性が無きにしも非ずではあるんですが。
というわけで、たぶんこのエッセイの読者様達はですね、私がここでその予告編について割と詳しめに書いたところで「ネタバレするなんて酷いです! フォロー外します!」「住所特定してカミソリレター送りつけます!」なんて方は一人もいないと思いますので、気兼ねなく書いちゃおうと思うんですけど。
まずは記念すべき第1作、ジェイソンってホッケーマスクを被ってチェーンソー持った殺人鬼が出て来るやつでしょ? っていう認識の人間が見ると間違いなく度肝を抜かれる『13日の金曜日』の予告編です。
えー、完全に冒頭の2分間を流しただけです。つまり、クリスタルレイクキャンプ場のコテージ(?)で参加者達が暖炉を囲んでキャッキャしてる、ってだけ。本編最大の見せ場である殺戮シーンも何もなし。不穏な雰囲気すらもなく、何ならハートウォーミングなキャンプ映画が始まってもおかしくない。
まぁ、1作目だしね、ということで、それでは張り切って2作目行きましょう!
おっとこいつは大丈夫そうです。本作の
……いや、そのシーンだけで「おっ、見てみようかな」ってなる?
よし、3作目行こう。
あのジェイソンさんは3作目からだしな。
おっ、これは良いですよ。
終盤でかなり重要な舞台となる小屋のカットからです。それを窓から眺めるヒロイン。いかにも何かが起こりそう。そうそう、こういうことよ。
そしてそのヒロインに声をかける女友達。
「クリス、この部屋ベッドは?」
そう、この部屋にはベッドがないのです。何かホラー的なそういうアレではナシに、ベッドがないのです。
その代わりに――、
「ここよ」
とヒロインから示されたのはハンモック! これはいけません。ここでアハンウフンが展開される(予定)というのに、そんなユッラユラのハンモックで無事にコトを為せるのでしょうか。そりゃあヒロインと入れ替わりで入室してきた彼も言いますよ。「ベッドは?」って。もちろんこの二人はアハンウフンして
出だし良い感じだったのに、ハンモックに全部持って行かれた!
いや、これで「おっ、見てみようかな」って(ry
よ、よし、4作目だ。
これで彼を葬る気満々だったはずの完結編! こいつの予告編は――!?
駄目だ! 序盤ノーカット垂れ流しだ! いや、これで「おっ、見てみ(ry
もうお前に賭けるしかねぇ!(私の手持ち的に)
なんだかんだ言って完結しなかった第5作! 『新13日の金曜日』、頼んだぞ!
お前もお前で! ノーカットパターンかよ!!
ジェイソンさんの『ジェ』の字もねぇときたもんだ!!
この場合「ジェイソンさんの『ジ』の字」が正しいのか「ジェイソンさんの『ジェ』の字」が正しいのかは意見がわかれるところだと思うんですけど、まぁ良いです。私は『ジェ』の字派。
ほんとマジで、この『予告編を見る』の『予告』って何のためにあるの? 私の突っ込み待ち? 絶対これ当時の予告編じゃないでしょ? Amaz○nさん独自に編集したの?!
まぁ、楽しかったですけどね。
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