第756話 そんな時どうする
常日頃不死身の殺人鬼が出て来るようなホラー映画ばっかり見てるからでしょうか、普通に生活をしてても、
『もしいまここに凶器を持った殺人鬼が乗り込んで来たらどうするか』
みたいなことを考えてしまう私です。
ここまでのじゃなくても考えますよね? 中学生の頃なんかは銃を持ったテロリストが教室を占拠したらどうしようかとかそういうの考えますよね? ね?(必死)
雪がこんもり積もった日なんかは、「万が一の時はここ(2階)から飛び降りても何とかなるな」とか、雪がなくても、「車の屋根の上にうまいこと落ちれば何とか」などと考えたりします。ただ、問題はそう、子ども達ですよ。大人はね、最悪何とでもなるというか、飛ぶのも自分の意思ですし、子どもより身体も頑丈でしょうし(ただ骨密度は心配)。
えーでも、どうする子ども達。さすがに二人抱えて走れるかな、ていうか自分一人でも走れるか不安なのに。ってね、そんなことを考えたりするわけですよね。
そんな私なものですから、仕事中も脳内殺人鬼に怯えています。モデルはもう完全にジェイソンさんです。だってほら、フレディさんだと夢の中に出てくるタイプですから。もうどうしようもないですからね。保険として旦那に私がうなされてたら起こしてくれ、って言っておくくらいですかね。
さて、そんなこんなでジェイソンさんです。
彼はもうパワー型ですからね。ドアを閉めて鍵をかけたから安全、なんてことはないわけです。荷物搬入口のシャッターを下ろしても安心は出来ません。たぶん彼なら外に置いてある廃材とかそういうのを駆使してシャッターを破ってきますから。
それでですよ、歴代のファイナルガール(生存者)から考えるわけですよ。なぜ彼女らは生き残ったのか。
まず、アハンウフンにうつつを抜かさない。これがポイントですね。多少いちゃつくことはありますけどね、その、なんていうんでしょう、呼び水的な、っていうかね。ジェイソンさんを誘い出す的な感じでね。いや、誘い出すから殺戮が始まるんやで。
というわけで、万が一旦那が同じ職場だったら危なかったですよね。オフィスラブとかジェイソンさん絶対許さないはずですから。というわけで、まずは一つクリアです。
それから大事なのは、立ち向かう、ということなんですね。逃げてるだけではイカンのです。ある程度は逃げますけども、いよいよ追い詰められたら窮鼠猫を嚙む的な感じで立ち向かうわけです。凶器はその時身近にあるものでOK。死体にぶっ刺さっていたナイフでも、その辺に転がってたチェーンソーでも、重機でも。
なので、生き残るためには逃げてばかりでは駄目なのです。身近なものを武器に変えて立ち向かわなければならないのです。だいたいの場合、頭部にかなりのダメージを与えればとりあえずその回での復活はありませんから。次回復活しますけど。
しかし、最後まで油断は出来ません。
良いですか、ジェイソンさんが倒れた後、彼を放置して別の場所で救助を待つ場合なんですけども、まず絶対にボートに乗ってはいけません。100%湖から誰かが出てきてボートごとひっくり返されますから。
それから、室内にこもる場合も、窓の近くはアウトです。まず間違いなく、彼、窓を景気良く割りながら登場しますから。
なのでとりあえず、車を走らせるなどして現場からとにかく離れること、これが大事です。ただ、ジェイソンさんは執念深いので地の果てまで追ってきますからね。彼、その気になったらニュージャージー州からニューヨークまで泳いで追ってきますから。
だから、もう次の犠牲者が現れるまで延々と動き続けなければなりません。毎日新聞を買って、新たな事件が起きていないかチェックしたりして。
もうやってることが逃亡中の指名手配犯のそれですよ。おかしいな、被害者のはずなのに加害者みたいな逃げ方してる気がする。
けれどもこれが私の考えたジェイソンさんから逃げる方法です。
ちなみに、仕事中にジェイソンさんが現れたら、その時の武器は、私の場合、テープカッター(仕事でセロテープをとにかくよく使う)とかになりそうです。ええ、こんなのでジェイソンさんの頭部破壊出来るかなぁ。
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