第750話 お帰りなさい
帰ってきたんですよ。あの子が!
もうわかりますね? このエッセイを読んでくださってるあなたならもうおわかりですね!?
そうです、ミシンちゃんが帰ってきたのですよ! わーいお帰りー!!
まぁそれでですよ。
一体何が起こっていたのかって話ですよね。
どうやらですね、まぁ一言で言うと、『無理をさせ過ぎた』ようです。
修理業者さんからのメールに色々書かれていたんですけども、ミシン内部の金属部分が多岐に渡って焼き付いていたそうです。カシャカシャっていう異音は針の前後位置がずれていたらしく、それもその焼き付きに起因するもののようでして。
へぇ、そうなんだー、ってふんふんと読んでいたんですけども。
えっ、焼き付く、って何?!
何かもう『焼く』って漢字が怖いんですけど?!
まぁ、その焼き付きっていうのがどんなものなのかは置いといてですね、今後の使い方のアドバイスとしてはですよ。
・ミシンの縫いスピードを抑える
→家庭用ミシンなので、最高速度で使うのは避けた方が良いらしいです
・長時間使用する際にはミシンを休ませる
→5分使ったら1分休ませる等、金属部分を冷ます時間が必要なのだとか
正直、このアドバイスをいただくまではですね、
いやいや、そんなに毎日毎日使っていたわけでもないし、そこまで無理をさせてないですよ。全然思い当たる節もないし、まぁたまたまなんじゃない? みたいなね、そんなことを考えてたんですけども。
いや、全然思い当たる節あるわ。むしろありまくりですわ。思い当たる節しかねぇ。
そりゃあ使い始めの頃はですね、もうおっかなびっくりですから、亀の歩みかってくらいののろのろスピードで縫ってたんですよ。ですが、だんだん慣れていくとですね、ひたすらまっすぐ縫う時なんかはもう一気にだーっとやってしまいたいものですから、いっけぇ、最速!! ってやってたわけですね。
で、そうこうしているうちにその速度にも慣れてきて、常時最速というわけではないにしても、基本の早さが既に中速みたいな感じになっていったわけです。慣れって恐ろしい。
その上、縫う時はもうノンストップですから。一気に作り上げてしまいたいですから。ミシンを休ませるタイミングなんて私のトイレくらいですからね。私は休んででもミシンさんはちぃとも休んでいなかったわけです。そりゃあ焼き付きますわ。
結局最初に提示された見積もりとそう変わらぬ料金で修理が完了しまして、無事に戻ってきたというわけです。
繋ぎ用として買ったおもちゃミシンさんはこれにてお役御免。いつか娘が裁縫出来るようになったら貸してやろう、いや、その前に息子の方が興味を示しそうで怖い、などと思いつつ。
しかしまさかこんなに早く戻って来るとは思わなくてですね、あんなに焦って繋ぎ用のミシンを買ったのも娘のエプロン(年長さんになるとクッキングがあるためエプロンと三角巾が必要)のためみたいなところがあったんですが、いや、全然間に合ったな、と。まぁ良いんですけど。
いやぁこれでまた楽しくお裁縫が出来ます。
そんで
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます