第698話 どっちのパック?
もう終わってますけどね、冬休みだったわけです。
今回も完璧なスケジューリングにより、予定よりも早くに宿題が終わったりなんかもし、コ□ナのせいでどこにも行けませんでしたが(コ□ナがなくたって大抵どこにも行かない)、雪がたくさん降ってくれたこともあり、子ども達は毎日雪遊びし放題でなかなか楽しんでくれた様子。
さて、こういったお休みで何が助かるかというと、朝ゆっくり寝られるってことなんですね。子ども達は学校(保育園)があろうがなかろうがきっちり5時(下手したら4時。ふざけんな)とかに起きちゃうんですけど、タイマーでエアコンをつけているので居間で凍えることもありません。いつものように、むちむちくノ一の娘ちゃんが我々の寝室に忍び込んでパパからスマホを借り、兄妹仲良くテレビを見たり、お絵描きをしたり、動画を見たりして我々がのそのそ起きて来るのを待つわけです。
こうも雪が多いと旦那の仕事もあったりなかったりというか、突発的な雪かきの依頼だけだったりするので、冬休みとか関係なく動いているのは私だけなのです。それも出勤時間が遅めなのでそこまで慌てることもなく。
そんなわけで、もうギリギリまでお布団の中でぬくぬくしているわけですよ。もうね、布団の外は極寒ですからね。どうせ寝るだけだし、と2階にはどの部屋にもエアコンがないんですよ。そのうち子ども達がそれぞれの自室にこもるようになったら、エアコンつけてやろうかな、って思うわけですけど、我々の寝室にはいらないんですよね。まぁ万が一にもここから私が書籍作家としてデビューしたら寝室で執筆するかもしれませんけど、そんなミラクルの予定もないものですから。
というわけで、人型湯たんぽふわもこかバー仕様(旦那)にしがみついて暖を取っておりますと――、
再びやって来たわけです。
忍ぶ気0のむちむちくノ一が。
何だ、スマホならさっき渡しただろう。さては兄さんの番になったからか。
「パパとママ、まだ起きないの?」
むちむちまん丸のお顔をニヤニヤさせてぺたぺたとやって来たわけです。
「お布団暖かいから出られないんだよ(ダメ大人)。娘ちゃんも入る?」
と、布団をまくりますと、100%の確率で潜り込んできます。
そして彼女は言うのです。
「ママ……、娘ちゃんのもちもちほっぺ、2じかんパックだよ」と。
――!?
2時間パック?!
それはここから2時間あなたのもちもちほっぺをもちもちしても良いってこと?! そんなサービスあったの!? オーケー、本日はママ、ちょうどお休みなんだぜ? ほんとにココ(布団)から出ずにもちもちすんぞ?! 良いのか?! ヘイ!!
いやそれとも何、2時間パックしてきましたよ、その結果がこのもちもちほっぺですことよ、ってこと!? 2時間放置して良いパックとか逆に怖いから!!
「む、娘ちゃん、そのもちもちほっぺ2時間パックって、何……?」
いずれにしてもエッセイ1本分のネタはもらったな、と思いながら尋ねますと。
「ママ、2じかんパックって何?」
お前が聞くのかよ!!
わからないけどとりあえず言っただけだった!!
そういうところある! この子そういうところある!!
ていうか、ママがそう!
わからない言葉でもその場のノリとか勢いで書いちゃう! 主にココで!!
顔も性格も全然似ていないから、本当に私の子なのかしらって思うことも(割と頻繁に)あるけど、オッケー、間違いなくお前、私の子だわ!!
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