第623話 甘酒への期待
私の中で定期的に気になるもの代表として上げられるのが甘酒なんですよね。
たぶん毎年この時期になると「甘酒って美味しいのかな」って考えるようになります。
いや、考えたんなら買って飲めば良いじゃんって話なんですけど、問題はですね、私が甘酒を好きじゃない、ってところなんですよね。もうね、完全に「お前何言ってんの」って話なんですけども。
苦手なはずの食べ物とか飲み物なんかでも、何かふと美味しそうに見えちゃう時があるわけですよ。似たような話をどこかで書いたと思うんですけど。
しかし、甘酒なのです。
何か雰囲気が良いんですよ。
良くないですか? 寒い冬、ほかほかの甘酒。しかも身体に良い。
飲み物で身体を温める、という話なら、別にホットコーヒーでも良いわけです。あんまりカフェインばっかりっていうのもなぁ、ってことならコーンスープでも味噌汁でも良いんですよ。でも、何かこう違うじゃないですか。甘酒って何か風情があるじゃないですか。甘いって書いてるし、美味しそうじゃないですか。
ひなまつりの時とか、甘酒を飲むイメージあるじゃないですか。それでたぶん何回か飲んだことはあるんですけど、その度に「これは美味いもんじゃないな」と子ども心ながらに思ったものです。でもほら、大人になると味覚が変わるって話じゃないですか。まぁ、子どもが飲むものと仮定するとですよ、ここから先も老いていくのみなので、より一層苦手になるのでは、とも思うんですけども。それでもわからないじゃないですか。もしかしたら、いま飲めば違うのかもしれない、と。
これね、若い頃はビールでもありましたね。
20歳を過ぎてお酒OKとなった時、既に酒豪の名をほしいままにしていた姉がそれはそれは美味しそうにビールを飲むものですから、成る程私もああなるのだな、と思っていたんですけども、これがまーったくで。
すると姉は言うわけですね。
「最初は誰でもそうだよ。焼肉の時とか餃子の時に飲めばわかるって」と。
成る程成る程、なーるほど、と。
オッケーオッケー、そういう脂っこいやつとイクわけね、と。そこでのど越しとかキレがどうとかって話になるわけね、と。
で、25くらいまでですかね、定期的に「そろそろビール舌になったかなチェック」をしたんですけど、ビール舌になることもなく、そのうち妊娠出産授乳でお酒を一滴も飲まない生活になり、現在、ほぼ飲めなくなったわけですね。
とまぁ、ビールは駄目だったわけですけど、甘酒ならもしかして? と淡い期待をしているわけです。甘酒って『酒』とはいうものの、米麹の甘酒ならアルコールは入ってないみたいですし。まぁ、酒粕の方でもほぼほぼアルコールは飛んでるみたいですけど。
美容に良いとか、お腹に良い(B的な意味で)と聞きますと、飲みたくなっちゃうわけですよ。コーヒーばっかり飲むよりも身体には良いでしょうし。飲みすぎは禁物ですが。
で、ここから早速買ってきた甘酒を飲んだ感想を書く予定だったのですが、長くなりそう(というか長くする気満々)なので、次回に持ち越します。
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