第520話 クイズ・ババ抜き

 ここ最近、旦那のスマホに保存されている昔の子ども達の動画を見て「あれ? ウチの子達って昔もこんなに可愛かった?」と混乱しております、おはようございます。


 ここで何度か書いたと思うんですけど、息子の方はですね、かなり言葉が遅いタイプでして、本格的にぺらぺらしゃべりだしたのは2歳ごろ、娘が産まれた辺り(この頃引っ越して秋田に定住したため、祖父母やら保育園やらと飛躍的に人と接する機会が増えた)なんですが、それに比べて娘は1歳ごろにはもううにゃうにゃとしゃべっておりました。


 だからなのか、息子はしゃべる=ほぼほぼ幼児の発音で、娘のように「うしゃぎしゃんうさぎさん」とか「こららしゃんコアラさん」みたいな可愛い赤ちゃん言葉みたいなのがあんまりなかったように思います。

 ちなみに、もうすでに日本語(かつ秋田弁)のネイティブになりつつある娘ですが、可愛い言い間違いはまだ残ってまして(可愛いので意図的に残している)、入浴後のベビーパウダーのことを『パフダー』、ポップコーンのことを『コップポン』、歯磨き粉のことを『歯みがきコン』と呼んでいます。


 毎日一緒にいると、なかなか成長って感じられなかったりするんですけど、写真やら映像やらで見ると、ああ、こんなに小さかったんだな、とか。うわー、髪が短い時の娘、男の子みたーいとか、あれ、息子、小さい時って案外ぽちゃっとしてたな、とか、そんなことも思い出すわけです。


 そんで、あんな小さな赤ちゃんみたいだった子ども達がですね! いま(※これを書いていた時)! このリビングでですね! 2人で! ババ抜きをしているんですよ!!


 ええー!? そんな高度な遊び出来ちゃうのー? お主ら、天才なんと違うー?!


 って、なんかもうおかしなテンションになるわけですね。たぶん、普通に出来るやつだと思うんですけどね、何でしょうね、親ってここまで馬鹿になれるのかな、って自分自身にも驚いてますよ、ほんと。


 ただね、やっぱりただのババ抜きじゃなかったんですよね。

 私はね、またも「!?」っていう言葉をキャッチしたんですよ。


「クイズ・ババ抜き!」


 っていうね。息子の声でした。


 え? ババ抜きってクイズの要素ありましたっけ? ここ最近ババ抜きの方から離れておりましたんでね、え、何、ババ抜きも2020年ともなるとクイズ要素加わってたりするの? 


 もう気になって仕方がないわけです。

 ウチの天然ネタ工場の職員達、ほんと良い仕事するんですよ。


 一体どんなクイズ要素なんだ? と見守っておりますと――、


「さぁ、誰がババをもっているでしょーかっ!」


 それ言っちゃ駄目なやつ――――――!!


 ていうか、2人でやってるんだから、お前が持ってないなら、妹が持ってるに決まってんじゃん! 


 娘も娘で「えー、どっちかなー♪」じゃないよ! 自分の方見ろ! お前の方になかったら兄さんが持ってるから! お前らさては馬鹿だろ。


 やはり通常のババ抜きはまだ彼らには早かったようですね。何か独自の遊びになってましたわ。


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