第518話 例の異世界のあれやこれやについて

 何かアレですね、最近のTwitterはネタの宝庫なんですかね。いや、私が最近こまめにチェックするようになっただけかもしれません。


 そんなわけで、私は新たなネタ鉱山を掘り当てましたよ。よっしゃ、これで1000話までイケる!(本当?)


 というわけで、Twitterがらみのお話をもう一つ。


 何かですね、これは元ネタが何なのか正直わからないんですが、確か、WEB作家の方が、自作へのコメントで『異世界に何でこっちの世界の言葉とか料理名が出て来るの?』ってみたいな突っ込みを受けた、的な話だったと思うんですよ。そこからですね、異世界にこれはおかしい、いやそれを言うならこれだって、みたいな議論(?)が展開されていたみたいでですね。もうそろそろおさまってきたような気がしますけども。


 ほんともう何をいまさらという話ではあるんですが、でも、私もね、ほんのり思ってはいました。


 何で異世界なのに、必殺技的なものが英語(ドイツ語でもフランス語でも、とにかくこっちの世界の言葉)なんだろう。

 何で異世界なのに、こっちと同じ生活様式なんだろう。

 何で異世界なのに、美醜の基準がこっちと同じなんだろう。

 

 みたいな。あげればきりがないですけどね。

 でもそれを言っちゃったら、そもそもの話として、異世界人と会話が出来てること自体がおかしいですし、ていうか、その人もですよ、そんなガチの異世界モノを期待して読んだの?! って思いません? 確か全く言葉が通じないところからスタートする小説があったんですけど、あれはほんとよく出来てるなぁって思いました。めちゃくちゃ頭の良い人が書いてるんだろうなって思いましたが、私には難しかったので、最初の数ページで挫折しました。上記のような疑問を抱いている人間でも、そういう話を楽しんで読めるかというと別問題なんだな、って学びましたね。


 だから、本当はその世界の中では異世界語を話しているし、転生(転移)した人も気付かないうちに異世界語でしゃべっている(ただし本人は日本語だと思っている)けど、何かこううまいことフィルター的なものがあって、読者に伝わりやすい表現に変換されているんだ、と思うようにしました。


 私は最近放置気味の自作『オリヴィエ旅行記』で、謎の食材を謎の調理法で作った料理を出してますけど、それでももちろん参考にしているものはありますし、ズバリ『~キノコ』とか『サンドイッチ』なんて単語は出しますしね。そんな揚げ足ばっかり取ってても仕方ないですよ。小説は、書くのも読むのも楽しくないといけません。


 ただ、私はひねくれ者なので、学校一の美少女がどういうわけだか学校一冴えない男子高生のことが何でか好きで好きで仕方がなくて、だけど冴えない彼の方はそんな彼女のアプローチに全然気が付かない上、血の繋がらない妹もいたりして、その子もその彼のことが大好きだし、バイト先の先輩(おっぱいが大きい)も実は彼のことが――みたいな展開につきましては、そんなのトラックに轢かれて転生するよりあり得ないやつだからな、と思っています。


 だけど、いつも図書館の隅で本ばかり読んでいる地味な眼鏡っ子が、その眼鏡を外すと案外可愛くて(絶世の美少女とまでいくと駄目)――というのは全然ありです。偶然それを知ってしまった不良(見た目が怖いからそう言われているだけで、ただ単にちょっとぶっきらぼうなだけ)と甘酸っぱい恋愛を展開させてほしいですね。

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