第493話 時を戻そう

 さて、2001年の最新作まで見てしまった私ですけれども、ここへ来て、「ジェイソンさんのあの輝きを再び!」ってな感じでパート3に手を出したわけです。いや、宇宙のやつは、あれはあれで輝いてましたけどね。最後の方ターミネーターみたいになってましたから。ターミネーター見たことないけど。


 そんなこんなでパート3なわけです。


 ここで重要なのはですね、ジェイソンさんの方ではまさかこの十数年後とかにやれNYだ、やれ宇宙だなんてことになるなんて思ってなかったはずだ、という点なんですよ。なので、こっちとしてもまだまだ例のキャンプ場限定のご当地殺人鬼ローカルアイドルのつもりで視聴しなければならないのです。だってこのパート3のジェイソンさんからすれば、私は未来人なんですよ。彼の方では今回こそ「この映画が俺の遺作になるかもしれん」くらいの気持ちでリア充をなぎ倒しているのに、「いやこの後もめっちゃ続編出るし、最終的には宇宙にも行くよ」なんてネタバレ出来ませんって。そうでしょう?


 というわけで一旦宇宙のあれやこれやは忘れてですね、例のランジェリー教授がちらちらと脳裏によぎるんですけど、もう何とか忘れてですね、フレッシュな気持ちで視聴スタート! ですわ。


 良いですね、このいきなり画質が荒くなる感じとでもいいましょうか。CGやら何やらがまだそこまで発達していなかった時代ですよ。それでも俺達の力で何とかするんだ、みたいなね。そういうのが伝わってくるではありませんか。


 とはいえついつい過去作(未来作もあるけど)と比べてしまうのがアレですよ、例のシーン。皆大好き(?)アハーンなシーン。これは少々控えめなんじゃないかなって思います。何でしょうね、1と2でお叱りを受けたんですかね。ちょっとお前アレは駄目だろ、ポルノビデオじゃないんだから、とか言われたんでしょうか。単にハンモックでは無理があっただけかもしれませんが。


 ただね、そこを控えめに(ないわけじゃない)するなら、マ〇ファナをスパスパ吸う描写はどうなんだ、と。いや、あっちのアハーンな方はね? それ自体は犯罪でも何でもないわけですから良いんですけども(ただ、病気や望まない妊娠には気を付けようぜ!)、マリ〇ァナはどうなんでしょう。車内で吸ってる時にパトカーが接近し、大慌てて隠そうとするところを見ると、向こうの国でも犯罪なのでしょうか。

 ていうか、このシリーズの登場人物達、もうだいたいがその辺のドラッグと関わりあるんですよね。煙草かな? と思ったらもうだいたいマリフ〇ナ的なやつ。ココアシガレットで我慢しろ!


 さて、今回はですね、まぁリア充達、それもちょっと良い仲だったりする男女が次々とられていくわけなんですけれども、その犠牲者って経験済みの方々が多いのです。何せアハーンな時に襲われますんで。

だから、というのか、小さい子どもは無事なんですね。作る側としても「さすがに子どもは駄目だろ」と思ったのかもしれませんが。


 しかし、未経験だとしても大人には容赦ないわけでして。

 未経験の女の子(これから意中の男の子とウフフ、って色んな所に香水をシュッシュしてた)も殺られましたから。

 となると、当然男性もなんですよ。例え〇貞でも。ドウのテイでも、餌食なんですわ。今回、そういう感じの彼もいたわけです。彼、報われなさすぎですよ。周りは皆カップルでいちゃいちゃしてるってのにいちゃいちゃも出来ず(気になる子はいたけども)道化を演じ、さらにはジェイソンさんの餌食と来たもんだ。


 あ、余談ですけど、この彼ですね、お財布がマジックテープでベリベリベリベリー! のやつでした。あぁー、ベリベリーのタイプかー、って。何となく盛り下がっちゃったのは私が女だからでしょうか。


 あとアレね、今回のジェイソンさんはまだ普通に痛覚とかあるっぽいですね。切られて痛がってましたから。ちょっと安心しますよね、ああ、人間だ、って。いや、人間じゃないか。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る