第452話 13日のアレ

 『13日の金曜日』ってあるじゃないですか。映画の。


 今日はね、これを見ましたよ、みたいな話をしようかと思うので、ネタバレが嫌な方は各々の判断でブラウザバックお願いします。といっても、一応、そこまでのネタバレはしないつもりですが。


 ただ、あの超有名な殺人鬼の名前であったり、舞台となる場所だったり、そういうのは書いちゃいますんでね。DVDのパッケージに書かれてるようなことは書いちゃいますんでね、それすら見たくないのよ! って方は、今日のところはここでさようなら、ということで。


 


 さて、予防線は張りましたからね。


 いや、13日の金曜日って、有名じゃないですか。ジェイソンとかね、もう『ジェイソン』って言ったらもう「あーはいはい、ホッケーマスクの彼ね」みたいなね。私も例に漏れず、「あーはいはい、ホッケーマスクの彼でしょ? キャンプ地のカップルをっちゃうやつでしょ?」って何かもう一から十までジェイソンのことを知ってるつもりで意気揚々と答える感じですよ。


 でも、よくよく考えたら私これ一作も見たことないのですよ。とんでもない知ったかぶりだったわけです。


 これは恥ずかしいぞ、と。

 何やらかなりのシリーズ作品らしいですからね、これはせめて3くらいまでは嗜んでおくべきなのではなかろうかと思いまして、早速1を借りてきたわけです。


 安心してください、内容については触れません。ただ面白かったとだけ伝えておきます。


 えっ、今日のお話ここで終わり? ってまさかまさか。


 いや、やっぱり昔の映画だなぁって思ったわけですよ。なんて書きますと、


「何だ何だ、映像技術がいまより劣るとか、そういう話か!?」


 って何か怒られそうなんですけど、むしろそこは全然気になりません。こちとら明らかに発泡スチロールか何かだなって壁をボガンボガン破壊しながら敵のアジトに乗り込んだり、脱出したりするような作品大好き勢ですので。


 いや、普通にパイオツ出してんな、って。そんで、普通にラブをメイキングしてんな、って。そういう意味でも、子どもに見せたくねぇな、って。


 確かにね、キャンプ地っつったって、テント張って寝泊まりしてる感じじゃないんですよ。ログハウスっていうんですかね、小屋とかで、家具も揃ってて、ベッドもあるんですよ。あるけどもさ。


 何となくですね、私のイメージですけども、これに限らず、ホラー映画でラブをメイキングしてるカップルって高確率でお亡くなりになってる気がするんですよね。だからもう、フワーォな展開になったら別の意味でドキドキしちゃう。最中なのか、事後なのか、ひとりずつか、あるいはカップルもろともなのか。だってもうその展開で平和に朝チュン(ベッドの中で夜が明けてスズメがチュンチュン)なんてことはないわけですよ。


 だからもうね「あー、もう、オッパイしまってしまって。服着て、早く! ジェイソンさんその辺厳しい人だから!」って気持ちですよ。もうこのキャンプ地で生き残ろうって思ったら、とにかく恋愛にうつつを抜かしちゃいかんのです。そんな浮かれた気分で気になる相手にちょっかいだしたり、何でそんなところにまで? って場所に香水をシュッシュしてたらいかんのですよ。


 ていうかね、もう「かつていじめで男の子が溺死し、けれどその死体は未だ上がらず、その後次々と人が殺されている」なんて曰く付きのキャンプ場に行ったら駄目でしょ。どうして人って行っちゃ駄目ってところに行くんでしょうね。あ、話が進まないからか。


 というわけで、現在のところパート2まで見てます。

 よっしゃ次は3だ! 待っててジェイソン! と思ったら、まさかの3が貸し出し中。


 ということで、旦那が4を借りて来てくれたんですけども。

 

 えっと、『完結編』って書いてる……。10作あるって聞いてるんですけど……? えっ、完結すんの? ていうか、3を見ずに4って見て良いものなの……? 旦那は大丈夫大丈夫言ってたけども。そんでまぁ見ちゃうけども。


 見ちゃったけども。

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