第370話 それに耐えられればね
いや、新垣結衣ちゃんのメールの続きを書いても良かったんですけど、これがびっくりするほどつまらないんですよ。ただひたすら返事くださーい、みたいな感じと言いますか。何かこう、やっぱり拓哉ほどのパンチがないんですよ。やっぱり拓哉なんだな、と。あいつ、やっぱりすごかったんだな、って。しみじみとね。
そうそう拓哉といえばですね、先日、仙台へと向かう車内で平成仮面ライダーの話になったんですね。宇部家の車内トーク1、2位を争うトークテーマです。仮面ライダーの話か、来期の特撮のモチーフは何だとか、プリキュアの新規メンバーは何色になるか予想とか、まぁそういうことばっかり話してるんですけど、まぁとにかく平成ライダーの話になったわけです。
特撮好きといっても、私はまだまだ視野が狭くてですね、平成ライダーは正直「こんなの石ノ森先生の仮面ライダーじゃないやい!」って思ってる節がありまして、主題歌だけは(恰好良いから)チェックするものの、内容はあんまり知らなかったりするんですね。けれども、Wやオーズ、ドライブ、ゼロワンでちょっと見直しつつある(上から目線)というか、ちょいちょい見てるわけですよ。で、そんじゃあ次は何見るかなぁ、みたいな話でね。
旦那「ファイズ良いよ、ファイズ。あのマスクのデザインが秀逸でさぁ」
旦那はその辺柔軟ですので、平成ライダーもリアルタイムで見てたりするわけです。
宇部「ファイズかー。正直、あのマスクは私の中でかなり無しなんだよなぁ」
普通ならここでケンカが勃発して高速のど真ん中でほっぽり出されるところですけど、大丈夫でした。寛大な旦那で良かった。
旦那「じゃあ、まぁ見た目はおいといて。でも、ストーリーとか面白いんだって。見てればマスクも気にならなくなるよ!」
宇部「そうなの? まぁ、確かにドライブも仮面ライダーつってんのに車だし、途中からあんまり気にならなくなったもんなぁ」
旦那「でしょ。だからイケるイケる。あとは主人公の巧君(役名)のキムタク演技に耐えられれば」
宇部「うん? 何て? キムタク何て?」
旦那「巧君のキムタク演技」
宇部「巧君、キムタク演技なの?」
旦那「もうヘアスタイルからして当時のキムタクよ」
宇部「それはきっついわ。やめとく」
旦那「えっ、嘘。面白いよ」
宇部「マジで? そんなに面白い?」
旦那「面白い面白い。ただちょっと巧君がキムタクなだけよ」
宇部「じゃ無理」
旦那「マジかー」
まぁ、本当に巧君(半田健人さん)がキムタク演技なのかは旦那の主観と思われますのでわからないんですけど、まぁウチの旦那がそう判断したんだから、限りなくキムタクだったんだろうな、と。まぁ確かにビジュアルも言われてみればキムタク感ある。
キムタク、メールは面白いんですけど、演技はどうにも好きになれないのです。そんなわけで、ファイズは見ないことが確定しました。
その後話題はプリキュアになり、今回は、新しいプリキュアを考えてみようというテーマで盛り上がりました。
で、さんざん悪ノリした結果、和のプリキュアは新しいんじゃないか、という話になり、メンバーはキュアナデシコとキュアクノイチ、キュアゲイシャで、マスコットの妖精が風神と雷神になりました。色は紅色、藍色、山吹色。開国を迫るペリーがラスボスです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます