第228話 わがまますぎて申し訳ないけど

 今期のね、仮面ライダーなんですよ。ゼロワンね。宇部家では大層盛り上がっております。


 ごめんなさいね、もうのっけからついてこれない方、いらっしゃると思うんですけど。


 今回のライダーは息子がもう何回も何回も見てるんです。何なら娘も見てる。前作のジオウやビルド辺りは、ガチャガチャとかソフビとか、そういうおもちゃはまぁまぁ欲しがるんですけど、本編はそんなに見なかったんですよ。録画してとも騒ぎませんでしたし。


 が、ゼロワン。

 何回も見てる。何回も何回も見てる。


 色がぱきっとしてて良いのかもしれません。あと、今回は虫モチーフなのが良いのかも。 

 彼は意外と女性ライダーのバルキリーも好きみたいです。私なんかは女性仮面ライダーかぁ……みたいな、ちょっとこう一歩引いちゃうっていうか、ライダーよりはあくまでも『電波人間タックル』くらいのポジションが良かったと言いますか。いやぶっちゃけ、2人も3人もライダーいたら孤独を背負えないじゃん! とか思うわけですけど、その点息子は全然気にしない。


 同じ昭和ライダー好きでもこの懐の広さね。さすが平成キッズ。私の器ちっせぇの。


 さて、今回のゼロワンはですね、私的にお気に入りなのが社長秘書(変身前のライダーは元売れないお笑い芸人の社長←もうこの辺で謎すぎますけど)のイズちゃんなんです。あれね、もうざっくり言っちゃうとロボットです。見た目は人間だけどロボット。黒髪おかっぱでね、あのロボット特有の融通が利かない感じと言いますか。俺は涙を流さない感。何せロボットだから、マシンですからね。ダダッダー!


 ……ただね、それだけに、お気に入りなだけに心配なことがあるんですよ。


 劇場版の舞台挨拶ですよ。

 

 どこまでイズちゃん(ロボット←作中では別の表現ですけど、ここはわかりやすくロボットにしときます)が、『イズ』としていてくれるのか。


「いやー撮影の時とかぁ、すごい大変でぇ~アハハ~」とかって人間の部分出ちゃったらどうしようって。どうしようも何も彼女は人間なんですけど。見に行く予定も無いのに思うんですよ。もうあのキャラが好きすぎて、素の部分を見たくないのです。止めて! 楽屋トークとか! さんま御殿とか出ないで! クイズ番組で己の無知を晒さないでー!! 


 っていうね。

 いや最近、まだ終わってないのに別番組に出ちゃうケースがよく見られましてね。違う! ライダー(あるいは戦隊ヒーロー)でのあなたそんなキャラじゃないじゃない! って。顔を覚えてほしい気持ちはわかるよ? 早いとこ売り出したい気持ちもわかる! 竹内涼真君とかね? 大当たりしたもんね? だけれども! そいつぁレアケースってもうわかったろ?!


 私のわがままだっていうのは重々承知してるんですよ。してるんですけども。


 いや、これ子ども達の方がびっくりするんじゃないのかな? って。子ども達の夢壊れちゃわない!?


 と、子どもを盾にしてみる卑怯な大人代表の私でした。


 さて、いまどこぞの食品メーカーで、某インスタント麺は味噌派か塩派かなんてやってるみたいなんですけど、皆さんどちら派?(突然始まる話題についてこられなかった方のためのやつ)


 もちろん私は味噌!!

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