第208話 東と南がいるならば
ちょっと名前の話をしようかと思いまして。
お話を書くにあたり、避けて通れないのがやはり『名づけ』じゃないですか。
ストーリーはだいたい決まっていても、そこが決まらないばっかりになかなか公開出来ない、なんてこともあるわけです。ただ、何ていうんですかね、ネタっぽい名前とかならね、良いんですけど、こう、ガチで恰好良い名前とか、可愛い名前とか、そういうのが困るわけですよ。どうせ短編だし、とか油断してたら私はすーぐ続編書いたりしますから。
それでもまだ創作ならね? 確かに『我が子』のように可愛い作品ではありますけれども、所詮は創作ですから。
問題は、リアルの名前の方ですよ。
リアル名づけ。もうその子の人生がかかってるわけじゃないですか。
どんなに天使のような子が産まれても、『フランソワーズ(サイボーグ003)』とかつけられないじゃないですか。
と心に固く誓っていても、ついついタガが外れるって言いますか、出産ハイみたいなのがあるらしくてですね、もうキラッキラな、まばゆいばかりのキラッキラネームをつけてしまったりとか、逆に古風すぎるシワシワネーム(さすがにこれは酷いと思うけど)をつけてしまったりするらしいんですよ。
だからね、旦那とね、それはそれはもう何度も名づけ会議を開催しましてですね、産まれる前に決めてしまいました。顔を見てから、という意見もあったんですけど、産まれた直後の顔なんて真っ赤でしわしわなんですよ。そんな顔見てしまったらむしろ「よっしゃ、この子は猿蔵だ!」ってなりかねないわけです。
で、もちろんリアルネームはここでは公開しませんけど、候補のひとつに上がっていたのがですね『コウタロウ』でした。いまの流行りになると『コタロウ』とかになるみたいですね。『虎太郎』君とか『琥太郎』君とか、よく見ます。皆『虎』が好きなんですね。それとも寅年だったのかな?
ちなみにこの『コウタロウ』、漢字はもちろん『光太郎』です。当然ですよね。となると、果たして『
で、娘の乳幼児健診の際に、同じ月齢の『コウタロウ』君と出会いまして、「もしかしてご両親もライダーもしくはウルトラマン好き……?」なんて期待したんですけど、まさかの『皇太郎(仮)』君だったりして、成る程、それも流行りなのかな、って。おそれ多いなぁ。電話で説明する時何て言うんでしょう。
「皇帝の『皇』です」
「かしこまりました、『校庭』の『校』ですね、学校の『校』」
「違います! えーっと、『エンペラー』の方の皇帝です」
「畏まりました、皇帝陛下」
なんて切り返してくれたら最高なんですけどね。
一昔前ならちょっと珍しいな、ってくらいの名前が案外クラスに何人もいたりして。むしろ、息子と同じ名前の子の方が周りにいなかったりします。しかし、どうしてキラキラネーム流行ってるんでしょう。アイドルの名前も、特撮ヒーローの役名も、そんなキラキラしてないと思うんですけど。やはりアニメか、アニメの影響なのか!
って、特撮から名前を取ろうとした私が言うことじゃないですけどね。
ちなみに、『東光太郎』と『南光太郎』がいるので、いつか、『西光太郎』か『北光太郎』という名前のキャラをどこかで出したいなぁと考えています。
まぁ、考えているだけです。
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