第84話 べ、別にアンタのために……ってやつ
皆さん、思ったでしょうね。
あれ? おっかしいなぁ、宇部さん今日は更新しないの? って。ふふ。
テクですよね。前話の拓哉メールで触れた『押しても駄目なら引いてみろ』、これ。別に押していたわけでもなければ、それに手応えを感じていなかったわけでもないんですけど、ちょっと引いてみたのです。
え? ネタがなかっただけだろって?
いやいやご冗談。
とにかくテクってみたかったんですよ。
べ、別にネタがなかったわけじゃないんだから!
と、ツンデレ風に始めてみました。
真相は闇の中ですけどね。まぁー、その闇っていっても、うん、まぁよーくよく見てみるとうっすらシルエットがわかるくらいの闇っていうか。
え? シルエット、なーんもなかったって?
あー、うん、じゃあネタなかったんじゃない? かといっていまもあるわけじゃないけど!
このエッセイですね、ちょっと前まではとにかく思い浮かんだネタはどんどん書いてたんですけど、最後まで書ききれなくて放置するパターンが多くて、例えばいま『84話』なんですけど、この『84話』の前に下書きのままの『〇話』があったりしたわけです。で、また続きを書いた場合は『85話』として復活する、みたいな。だけど、そうなると管理画面の見栄えが悪いし、そういうのが何話もあると、だんだん「いま何話だっけ」みたいなことになったりもするので(私が馬鹿なだけ)、いまは『0話』という小ネタストックゾーンを設けています。そこに「これ、膨らむかなぁ」と思ったものをちょいちょい溜めている、という状況です。
つまり何が言いたいかというと。
だ、だから別にネタがないわけじゃないんだから!
っていう。
まぁーたツンデレ出したりして。ていうかこれツンデレ?
いや、旦那に言わせると私はどうやらツンデレのようなのですよ。驚愕。驚愕の事実。ただ性格に難があるだけかと思ってた。
おかしいなぁ。バレンタインだって「べ、別に作りすぎただけなんだから!」とか言って渡したりしなかったはずだが。むしろ「ウェイウェーイ! 作ってやったぜウェーイ! ありがたく頂戴しやがれぇ(パァン!」というか。いや、これも違うわ。ていうか、そもそも手作りなんてしてなかったわ。誰の記憶だ。いい加減夢から覚めろ。
でもね、日課の豆乳を飲む時(200ml)にね、あれ、パックを畳むと、『たたんでくれてありがとう♡』ってメッセージが出て来るじゃないですか、それを見て、
「べ、別にアンタのために畳んでるわけじゃないから」
って言ったことはあります。
旦那の反応は「やっぱりそういうところあるよね」でした。
解せぬ。
解せぬよ。
だってどう考えても
バレンタインのチョコにしたって、ガチで作りすぎたパターンあるじゃないですか。本命のために作ったやつが余ったパターンもあるじゃないですか。ああいうのって案外余ったりするんですよ。作ってみればわかります。ラッピング用の可愛い袋とかリボンとかもね、〇枚(本)入り、とかだったりして。となれば、ですよ。本命のための練習として、もう一つ同じの作るくらいはしますって。
――え? そんな非道なことはしない? 少なくとも俺の憧れの○○ちゃんはしない?
いやいやわかりませんよ?
だって、手作りの材料は余る!!
これはゆるぎない事実!!
なぜなら、失敗するかもー、っていっぱい買うから!
じゃあ、そんな憧れの○○ちゃんが、
「よーし、出ー来たっ! あとはいーらないっ!」
って言いながら余ったチョコレートを容赦なく流しにゴボゴボするのと。
「余っちゃったのもったいないなぁ。これはこれで誰かにあげよう。せっかくだし残ってるラッピングも使おうっと! 可愛い方がもらった人も嬉しいよね?」
ってもう1セット作るのと。
どっちが地球に優しいと思いますか!!
って、優しいの俺にじゃねぇのかよ!
すみません、あなたにではありませんでした。
だから、本当に「アンタのために作ったんじゃないんだからね」のパターンもあるということです。
わかったか、旦那よ。私が常日頃「別に太郎さん(仮名)のためにやったわけじゃないから」って言っているのはそういうパターンもあるのだ。
まぁ……そうじゃない時もあるけどさ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます