第57話 なかったよね?

 いやこれね、私の記憶の話なんでね? 割と記憶力には自信がある方ではあるんですけど、こればっかりはいまいち自信が持てないっていうか、そんな感じの話なんですけど。

 もうね、今日はほとんど『~だったと思う』ですから。調べろよって話なんですけど、正直面倒なんでね。面倒なのかよ。


 いや、これね、ディ○ニープリンセスの話なんです。

 これ最悪消されるかもしれない。

 この話がっていうか、このエッセイ丸ごとっていうか――、


 いっそ私が、みたいな(ゴクリ)。



 いや、あのね、昔のディ○ニープリンセスって耳なかったですよね? なかったっていうか、隠してましたよね? ね? って話。


 それでね、何でしたっけ、何かの古典で『虫めづる姫君』ってお話あるじゃないですか。

 ざっくり言うと変わったお姫様の話、だったと思うんですけど、あの『いとをかし』の時代に眉毛も整えないでお歯黒もしないで、髪なんかまとめちゃって――っていう。で、髪をまとめることを『耳はさみ』って言ってたと思うんですよ。確か。髪を耳にかけてるとかそんな感じだったと思うんですけど。


 確かね、耳って昔は出すもんじゃなかったんですよ。その性的なアレがどうたらこうたらって理由もあったと思うし、女性がそんな活動的なのがNGみたいな理由もあったと思うんですけど。


 だからなのかはわからないけど、昔のディ○ニープリンセスも巧妙に耳を隠してたんです。

 白雪姫や眠れる森の美女はまだ良い。彼女らは髪を下ろしているから。アラ○ンのジャスミンは後ろで髪を束ねてたけど、耳はでっかいイヤリングで上手いこと隠してたし。さすがにアリエルは水の中ですからね、無理があった気がします。これは見てないのでわかりません。調べろ? 嫌です。嫌なのかよ。


 けれども! シンデレラ! 


 あのアップスタイルのシンデレラでさえも! 何がどうなってるのか耳がないんですよ。あの髪型逆にどうやってるの!?


 それなのに。

 いまのプリンセスは普通に出してるんですよ。いや、まぁ『出してる』は語弊があるな。髪を耳にかけるとかそこまではしてないと思うんだけど、まぁ、出ちゃったら出ちゃったでOKみたいな。


 娘が出来て、プリンセスとか好きになるんだろうなぐへへって久しぶりにグッズ的なの見たら、何か皆若返ってて(?)髪も前よりウエービーだし、キラキラしてるんですよ。ええ? そんなところから後れ毛っていうかそういうのあった? スタイリストさん変えた? 


 そう、髪といえば。

 これも何かで読んだんですけど、ウェーブは緩やかで少ない(っていう表現で良いのかな)方が上流階級みたいな。だからソバージュみたいな細かいパーマはかけない、みたいな。ゆるっとしたやつって持ちが悪いんですよね、ちゃんと手入れしないと。だからそういうのにお金も時間もかけられるっていうことなのかもしれないですけど。


 でもね、何で読んだかも覚えてないし、いま検索してもちぃーとも引っ掛からないんですよ。だから、私の妄想の可能性もある。


 この昔のプリンセスは耳を隠してたって話と上流階級ほどパーマがゆるっとしてるっていう話、どなたか「わかる!」って人おりませんかねぇ。


 昔から色んな本読んでるのは良いんですけど、ちゃんと覚えてるわけじゃないもので、あやふやのまま何となく知ってるっていうのがゴロゴロあるのです。


 N〇Kのチコちゃんのやつも、最近たまーに見るんですけど、なんとなーく当たるんですよ。でも、説明がとにかくいまみたいな感じで、「確かねぇ、○○がどうたらこうたらだから××って聞いたような気がするのよ」ですからね。まー恰好つかない。これは合ってても叱られるレベル。ボーっと生きてんじゃねぇって叱られちゃう。


 でも、確かにボーっと生きてますからね、反論も出来ない私です。いかにもボーっと生きてる私だが? って挙手するレベル。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る