裸の騎士団

作者 煎田佳月子

32

11人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!


 ぼくが煎田佳月子さんの名前を知ったのは、カクヨムのトップページでした。あの日、ぼくがカクヨムのトップページを開いたとき、ちょうど「新着おすすめレビュー」の一番上に、煎田さんが書いた『碧い瞳のミネルウァ』のレビューが載っていたのです。
 『碧い瞳のミネルウァ』はぼくが連載を追っていて読了し、すでにレビューを書いた作品でした。
 ああ、こんな読者さんもいたのか、と、すこし興味をそそられたぼくはレビューを閲覧し、そして煎田佳月子さんの名前をクリックしてプロフィールを読みに行きました。

 そこにはこう書かれていました。

『煎田佳月子(いりたかづこ)と申します。
 純文学を愛し、豊かな自然と豊かな胸を愛し、胸がときめくような美少年との出会いを夢想する文学愛好家です。
 雪深い田舎に暮らしており、川端康成の「雪国」を地で行く生活を送っています。
 静穏な暮らしの中で、読んでくださる皆さんの心にひっそりと淡雪のように染み渡るような、そんな素敵な作品をお送りしたいと思い、今日も筆を取っております』

 勝手に全文コピペさせていただきました。


 へー、純文学を愛する人なのか……。そう思い、小説欄にある二作品のうち、新しい方、『裸の騎士団』を開いてみました。

 そして、最初にレビュー欄から閲覧したんです。

 そのときのレビューはふたつだけ。「陽澄すずめ」さんと「武州青嵐」さんが書かれたレビューでした。ぼくはお二方ともフォローしているので、あれ? このレビュー知らないな、見落としたのかな?と、お二人のレビューを読んでみました。

 が、どうも、要領を得ないというか、この『裸の騎士団』という長編がどういう話なのかよく分からなかったのです。陽澄すずめさんによると、この作品の「裸」は比喩ではなく本当に裸ということ。そして武州青嵐さんのレビューには、こう書かれていました。

「瞞された… 続きを読む

★★★ Excellent!!!

 ――全裸

 あまりにも無垢で、猛々しいその言葉。

 誰が、この言葉をサイエンス・フィクションの、そして、人類を襲う宇宙からの脅威との戦いに当てはめようとしたでしょうか。

 従前の宇宙ロボットSFならば、きっと、主人公たちは人型巨大兵器に乗り込み、その脅威と戦ったことでしょう……あ、いや、あるんですよ! このお話の世界にも、人型兵器はあるんですよ! でも、主人公は全裸なのです!

 全裸は人型巨大兵器より強いのです!

 ……伝わらなかったようですね。もう一度いいましょう。

 全裸は人型巨大兵器より強いのです!!!

 全裸で地球を守り続ける主人公達は、一般民衆や、他の部隊からも正当な評価を得られません。全裸というだけで後ろ指を指されるのです。そう……全裸というだけでッッッッ!!!! なんという視野狭窄! なんという無謀浅慮!
 そんな世界の無理解は、主人公たちを深い苦悩、そして、成長へと導きます。

 やがてくる強大な敵、主人公をサポートしてくれる新たな存在。
 そして、物語はクライマックスへ!
 古き良き、スーパーロボットやリアルロボットの活躍する壮大なアニメーションシリーズの最終回のようなカタルシスを、きっと読者は味わうことでしょう。

 それが、稀代の語り部――煎田佳月子氏の筆力なのです。

 最後に一つ述べるならば、本作と、それら過去のSF物語は決定的に違います。

 だって、全裸ですからね! 全裸ッッッッッッ!!!!

 あ〜、アニメ化してくれないかな〜(本心)

★★★ Excellent!!!

人類を宇宙怪獣「隕獣」から守るため、宇宙を駆け巡って戦う、少年と青年、そして彼らを支え、見守る美少女達の物語……なーのーでーすーが。

全裸。なのです。
比喩でも何でもなく、全裸で戦うのです、少年達はっ!

でも、ちゃんとSFなのです。
SFと全裸の見事なるコラボレーションなのです。

……何を言っているかわからない?
読んでみましょう、読んだらわかります!(≧▽≦)

キャラはみんな個性的で(そして変態で)、主人公・シュウのツッコミは常に冴えわたり、でも中盤からはちゃんと、じん、と感動させてくれる。

作者様の見事な手腕には脱帽です。

SM(「す」っごく「魅」力的)なこの物語、読んだらSF(「す」っごく「ファ」ン)になること、間違いなしです!(≧▽≦)

★★★ Excellent!!!

この作品を楽しむのには、小難しいSFの前提知識は全く必要ありません。

ただ、何も考えずに、読む。

気にせず、読む。

えー!? と思っても、読む!

常識なんて邪魔です。
全て捨てる心意気。
そこに勝利はあります、

気が付けば、主人公達と共に戦っている気分。
文字通りあなたの心は真っ裸にされるでしょう。

格好良いとはこういうことです。

……まさかこんなにしっかりしたSFだと思いませんでした……
ごめんなさい作者様。

言葉で語ることは私には無理です。
これを目にした方、とにかくまずは「人類解放宣言」をお読みくださいませ。

★★★ Excellent!!!

この作品には『全裸』というパワーワードが数え切れないくらい頻出します。
序盤はコミカルに軽快にテンポよく進んでいきます。
そして中盤くらいになると、印象がかなり変わってきます。
これはキワモノではないぞ、ちゃんとしたSFじゃないか、と。
一見ふざけた設定もよく考えられているし、登場人物たちの背負っているストーリーや苦悩も読み手に深く伝わってきます。
つまり、細かいことはヌキにして全裸を堪能できる作品です。

★★★ Excellent!!!

N粒子。
その発見によって、地球を脅かす宇宙からの侵略者「隕獣」と、地球人類との戦いは新たな局面を迎えていた。

とまぁ、一応ハードな宇宙戦争ものSFではあったりするんですが、このN粒子って存在がその全てをひっくり返しているんですね。
N粒子の力によって、人間は生身で強大な隕獣と戦えるらしいんですけど、N粒子っていうのが丸裸じゃないと発揮できないらしいんですよ。
だから若き宇宙の戦士たちは全員丸裸なんですね。すっぽんぽんって言った方がいい? あるいはフルチンかな?

SFロボットアニメの金字塔「機動戦士ガンダム」の基本アイデアにもなったとされるロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」。パワードスーツという強化防護服を着込んで戦う兵士たちを描いた名作ですが、もうね、パワードスーツとかモビルスーツとかどうでもいい。やつらは着たり乗ったりするんじゃない。脱ぐ。ただ、脱ぐ。宇宙空間って真空で約-270℃。でも素っ裸。フルチンなめんな!

随所にぶっこまれる下ネタとラッキースケベ。そして壮絶な死闘と若き戦士たちの苦悩と成長。もう色んなものが混ざりすぎて、まるでガストのドリンクバーで悪ふざけした味だ。
もう、お行儀のいい物語なんていらない! さらけ出せ! おれたち裸がユニフォーム!

★★★ Excellent!!!

まずは、欺されたと思って第一話ともいえる「近藤博士の演説」をご覧下さい。

『人類解放宣言』と銘打たれた演説でございます。

その時、近藤博士の演説と言うより、( )内にある言葉をご注視いただきたい。
こちらには、博士の演説中の行動が描かれています。

……分かりましたか? 読みましたか?

タイトルをご覧下さい。
『裸の騎士団』。

本作はSFです。

「SFはなぁ……。設定が凝っていたり、内容が小難しかったり……。ちょっと、敬遠してるんだよ」

そう思っている、あなた( ゚Д゚)!!
あなたにこそ、本作を読んで頂きたい!!

面白いのですよ!!
どこが面白い、って。

作者様は、どこまでが本音で、どこまでが計算した行動か分からないところ!!

爆笑必至の『裸の騎士』たちを、是非応援してください!

銀河の歴史が、また一ページ……

★★★ Excellent!!!

『裸の騎士団』。
この作品のタイトルである。
こういう場合の『裸』って、たいてい比喩だと思うじゃん。
違うんです。マジで裸です。全裸です。
しかもめっちゃ出てくる。
全裸の男めっちゃ出てくる。

冒頭のエピソードで、てっきりハードなSFが始まるのかなと思ったんですよ。
そしたらハードな変態SFでした。
なにを言ってるのか分からねぇと思うが、おれにもさっぱり分からねぇ……

これは宇宙から襲ってくる『隕獣』なる脅威に対抗するため、N粒子という強化物質をその身に纏い、光り輝く全裸姿となって戦うイケメンたちの物語です。

豊富な語彙を駆使した精緻な文章によって、リアルに脳内再生される全裸の男たちの姿。
全裸に対する作者さまの並々ならぬ拘りが、其処彼処に漲り、滾り、迸っています。

しゅごい……こんなのはじめて……
まさかカクヨムでこのような衝撃作に出会えるとは思ってもいませんでした。
きっとあなたも読めば癖になる。
さぁ、私と一緒に続きをレッツ☆全裸待機!