分からない

@kakechai

末路

好きとはなんなのか。


僕は分からなくなった

別に本当に分からなくなったわけじゃない。あの子と付き合ったら楽しいだろうなぁとかあの子魅了的だなぁとか思うことはある。ただ僕は昔から人に嫌われることを拒んでる好きということを言えなかった。

ずっとそうだった。最後に好きになった子、最後に好きだと感じられていた子に告白してなあなあに流されてから、全てが分からなくなった。

もちろんこれが僕のコミュ力がないのが原因だと気付いている。ただたしかにそれをきっかけに僕は好きが分からなくなった。

クラス1明るい子、クラスで一番可愛い子、隣の仲のいい子、部活の先輩、後輩、幼馴染、どの子も今は自分がどう思っているのか自分でも分からない。

多分僕はこのまま先も自分がから好きとは言えないだろう。そしてそんな面白くない男のことなど誰も好きにはならないだろう。

自分を変えたい。そう決意してここにこれを記す。べつに彼女が欲しいわけではない。ただ、人に自信を持てる人間になりたい。そう思ったのだ。もう一度言う。


僕には好きがわからない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

分からない @kakechai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る