第171話

《おおおおォ~ーーー❗❗❗》

 魔王の間にいた全員が瞠目どうもくした。


 しかし蒼い剣は、魔王の顔面に突き刺さる寸前、ピタッと空中に制止した。

「う…!!」ボクは小さく呻いた。

《フフ……》

 魔王は、何事もないかのように、その蒼い剣を掴み不敵な笑みを漏らした。


《ジェイド!!

 我輩を狙ったのか!?》


《め、滅相もございません……》

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