第116話 問答無用と……

《姫…! 何か、おし物を!!》

 バージンは、侍女らに手厚く介抱されているようだ。


《おい! お前は来い!!》

「え……!?」

 ボクは、問答無用とばかり、手下らに両脇を抱えられ、魔王の間に引きづられていった。


「あ、あの…、ボク……」

 真っ裸のまま、魔王の座る玉座の前に放り出された。


「あ、痛ッてェ~…」

 腰をしたたかに打ったが、それよりも恐怖のため、ボクの股間は縮み上がっていた。


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