訓練準備

俺は2、3ヵ月かけて・・・フウが連れて来た彼女に似た人達に名前を付けた・・・とは言っても、まだまだつけ終わっていない人も居るらしく・・・


しかも、フウが連れて来る人達は更に増えているらしい・・・


・・・ちょっと待って!!増えてるってどういう事?!!


その事を聞いた俺は・・・慌ててフウにその事を聞いたのだが・・・


「・・・お父様、勝手に人数を増やしてすみません・・・ですが、この増えた人達も行く当てがないのです・・・お父様・・・この人達にも慈悲を・・・お父様の下で働かせてもらえませんか・・・?」


って今にも泣きそうな顔でフウが言ってくるのだ・・・その顔に俺は断ることが出来ず・・・


「・・・解った・・・」


っと、言って了承してしまった・・・あんな顔をされたら断る事なんて!!出来ないだろう!!


とは言え・・・今でさえ、増えた人達の名前をつけ終わっていないのに・・・しかも、その名前を俺自身覚えきれていないのに・・・まだ増えるの・・・・?


・・・俺は、しょうがなく・・・全員に名前を付けるのを諦めた・・・


いや!!さすがに名前なしはかわいそうだから!!毎日10人は名前を付ける様にはしているよ!!だけど・・・さすがに人数が毎日増えてしまっては・・・それも間に合う訳が無い・・・


一応・・・増える人数も1日に2、3人みたいだから、ずっと繰り返していれば、全員に名前を付けられるかもしれないけれど・・・いつの事になるやら・・・


・・・とりあえず、このまま、毎日100人以上名前を付け続けていたら!!それだけで人生が終わってしまう!!


そんな訳で・・・俺は、毎日10人だけ名前を付けるだけにしたのだ・・・


・・・名前を楽しみにしていた皆ごめん!!いつも俺が名前を付ける度に全員が喜んでくれたのは嬉しいんだけど・・・さすがに・・・毎日・・・100人分を考えるのは、きつい・・・


・・・・という訳で、俺は・・・この2、3ヵ月名前を付けるだけの日々に終止符を打った・・・


・・・一日10人だけでも・・・考えるのって大変なんだけれどもね・・・・


とにもかくにも俺は、名前を付けるだけで1日が過ぎていた日々が無くなり、時間が空きが出来る様になった・・・・


俺は、この時間を使い・・・俺自身のいつの間にか・・・増えていた、魔力をコントロールする訓練を開始する事にした・・・


・・・魔力のコントロールってどうやるんだ?!


フウに聞いてみても・・・


「??今のお父様はイメージするだけで、魔法が使えるのではないのですか・・・?」


「いや!!確かにそうなんだけど!!規模が大きすぎるんだよ!!」


・・・確かに、今の俺は、頭の中で想像するだけで、魔法が使える・・・途轍もなくでかいという点を除けば・・・


何なんだよ!!あれ!!手のひらサイズの火の玉を作ろうとしたら!!直径1㎞の火の玉が俺の頭の上に浮かんでいたのだ・・・


俺の想像以上の魔法になっているんだぞ!!はっきり言って制御どころの騒ぎじゃない!!


幸い・・・フウが作った訓練用の空間で訓練をしていたから・・・被害は何も無かったが・・・はっきり言って・・・俺は、この力を扱える気がしない・・・・


「お父様が闘う必要性は無いですよ♪全部私が倒しますから♪だから無理して魔法の練習をしなくても大丈夫です♪」


・・・何て事をフウに言われてしまった・・・本当なら、魔力の制御の仕方をフウに教えてもらおうとしていたのだが・・・


「私が全部対応しますので・・・お父様が辛い思いをして魔力制御を覚える必要性がありません・・・」


そう言って、魔力制御の方法を教えてもらえなかった・・・


「それに、今まさにお父様の魔力が増えている最中ですから、今更魔力制御を覚えてもあまり意味がありませんし(ぼそ・・・)」


・・・何だか、最後に何かフウが呟いた気がしたが・・・何て言ったのか、俺には全く聞こえなかった・・・


仕方がないので・・・精霊さんを呼んで、魔法の使い方を教えてもらう事にした。


精霊さんは、ロイドと共に、文字通り、別世界に移動したとフウ説明を受けていたが、フウに頼んで、この世界にまた、連れてきてもらった。


その際、精霊さんを連れてくるのを、嫌がっていたフウだが・・・


「連れて来るまで、フウと喋らない・・・」


って言ったら、速攻で精霊さんを連れて来た・・・本当に一瞬で・・・しかも、連れて来た、精霊さんは・・・


「・・・ロイドと・・・せっかく二人っきりで話していたのに・・・」


と言って涙目だった・・・本当にすみません!!俺の我儘で連れてきて!!!!


とりあえず、連れて来たのはもうどうしようもないので!!魔力制御の仕方を精霊さんから教えてもらった・・・


とは言え、結局・・・何度も、魔法を使って、想像と実際出来上がる魔法との差異を調節していくしかないと言われた・・・


「本当は、少ない魔力でいかに高火力で強い威力で魔法を使えるかを考えるのだがな・・・お主の場合・・・逆だからなあ・・・どうしてこうなったのだろうなあ・・・」


と精霊さんは呆れ気味にそう言った・・・


本当に!!マッチの火位の炎しか出せなかった俺が!!こんな風になるなんて誰が予想できるんですかね!!俺も想像できんわ!!


・・・結局・・・軽く、魔力の調節方法を聞いて・・・精霊さんにはフウに送ってもらって、帰ってもらった・・・さあ!!明日から!!全力で魔法の練習をするぞ!!

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