創造神

「ようこそいらっしゃいました」


門の中を通ると、そこには白い世界が広がっていた・・・俺が呆けていると、何だか、白っぽい人型の形を持った何かが、話をかけて来た・・・・えっ、あれが、ラーフって言う神様?


「・・・本当に全員来れてしまうとは・・・本当に貴方達は現界で生まれたのですか?」


現界げんかい?がどう意味かは解らないが、俺はただの人間だ!というか、神界しんかいっていう言葉もよく解らんし・・・本当にここどこ?神様がいるから、普通の所じゃないのは確かみたいだけど・・・・


「そんな事はどうでも良い、さっさと案内して・・・」


とフウ、今更ながら、お前動じなさすぎ・・・


「・・・・そうですね・・・それでは行きましょうか・・・」


白っぽい人型が手を上げると、目の前に階段が出来ていた・・・本当に、何でもありだな、この世界・・・


「着いてきて・・・」


「めんどい・・・」


フウがそう、呟くと一瞬で場面が変わり、目の前に、朗らかなおじいちゃんぽい人が現れた・・・・えっなにこれ?


「・・・・・神界の理に干渉するとは・・・」


さっきの白い人はそう言いながら・・・何かぶつぶつ呟いている・・・・


そして、フウは、俺の手を握りながら、おじいちゃんぽい人を睨んでいる・・


クロリ―とウムフはニウとロームを抱っこしながら世話をしているし・・・


誰か説明を出来る人ここに来て!!!


「・・・本当に生身の身体でここに来るとはなあ・・・」


おじいちゃんぽい人が話しかけて来た・・・おお・・何だか話が通じそうな人物だ・・・この状況を説明してくれるのか!はっきり言って、事態が急過ぎてもう俺の頭いっぱいいっぱいなんだ!!お願いだから説明して!!!


「・・・フウ、お主・・・本当に、魔神ドーラ・・・お主が確か邪神をと言っていたな、そいつを倒せるというのか・・・・」


邪神・・・?ああ、そう言えば言ってたな確かフウが、邪神を倒す為に強くなったって・・・


「・・・・・?そうですよ?倒せると思ったから、強くなろうと訓練を続けてきたのですが?」


「・・フウ・・・お主は十分強い・・・先程の転移・・・あれは、神界の理を変えなければ、出来ない事・・・そう、我の管理をしているこの世界で・・・それが出来るお主は・・・神の力すら超えていると言っても過言では無い・・・」


・・・えっ何それ・・・・フウが神の力を超えているって・・・ハハハハそんな訳無いじゃないか!!いつも、寂しくなると、俺の手を握って・・・いつの間にか、寄り添ってきて甘えてくるフウがまさか・・・・


違うよね?・・・・・・やばい、今までの行いを考えると否定できる材料が無い!!でも、まさか、神の力を超えている訳が・・・・無いよな・・・ある訳ないよね・・・無いって言って誰か!!!


「だがな、やつは・・・邪神・・・別の世界では絶対神と呼ばれていたあいつは・・・儂よりも強いのだ・・・それを知ってなお倒せると言えるのか?」


何それ、絶対神?いかにも強そうな名前だなあ・・・そんな事を考えていると・・・


「・・・・?そう言えば、貴方は誰ですか?ラーフより強いのは解るのですが、何分、人間の書物には、神界の事について、詳しい事何も書かれていないんですよね・・・」


そんな事をフウが言って来た・・・いや、あの・・・どうみても、目の前の人物、神界に居る時点で普通の人物じゃないの解っているよね!しかも、溜息までついてるし・・・


相変わらず、こんな状況でも、動じないなフウは・・・まあ、魔王に単身で挑んだ位だし、今更か・・・


・・・・・・・もう、何もかも今更感が強いし、少し俺も落ち着こう・・・


そう、今更だ・・・フウが魔王を倒した時点で、俺の常識は崩壊したのだ・・・いや、魔界に連れられた時か・・・英雄クラスと闘った時・・・いや、ドラゴンを倒した時・・・・・うん!!本当に今更だ!!!


俺がそう開き直っていると


「・・・すまんな、自己紹介がまだじゃったの・・・我は、創造神ズアルと言う・・・この空間にある全ての世界にいる始まりの神達を創造した者・・・そう言えば、解るかのう・・・?」


そうおじいちゃんが言って来た・・・本当に、何を言っているかさっぱり解らん!!精霊さんの授業もよく解らない事言って来たりしていたし・・・もっとわかりやすく説明してよ!!!


「・・・私達の世界・・・いや・・・この神界に繋がる、全ての世界の頂点が貴方って事?」


「いかにも・・・」


・・・・フウは理解できたの・・・?というか、頂点って・・・この人・・・神様の中で一番偉いって事か!!えっまじ?どう見ても見た目ただのおじいちゃんにしか見えないんだが!!!


「・・・それで、創造神が、私に何か用?」


「いや何、絶対神ドーラを倒すと言ったからのう・・・それを口にする実力を試したくなって・・・この世界に招待したまでよ・・・」


・・・えっそんなにやばい奴なの?絶対神って・・・ああ、確か、創造神が我より強いって言ってたもんな・・・いや!!この世界の頂点の神様より強いってどんだけ強いんだよ!!!


というより!!そんな奴と闘うって言ってるの?!フウ?!!!


「・・・・ふーん・・・だけど貴方、弱そうだけど、本当に大丈夫?」


フウ!!何言っているのさあ!!!!神様の頂点だよ!!弱い訳無いだろうか!!!絶対神より弱いって本人言っているけど、それでも十分強いはずだから!!!


フウの力が神の力を超えていると創造神が言っていたが、そんなの限度がある・・・何より!フウまだ子供だからね!!年齢で3歳だから!!!


「ほっほ!!これは手厳しい・・・確かに我の力は、絶対神に遠く及ばない・・・だがな・・・」


創造神と名乗った、おじいちゃんが手を挙げた・・・すると、そこには、数えきれない人数の人達が現れた・・・えっ・・・何・・・?


「・・・この人数ならどうじゃ?」


どうじゃって!!どうみても過剰戦力だろうが!!!というか、この今までの流れってこれから闘う流れだよね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・勝てるか!!!!!!!!!!!!!!!


どうにかして、やめさせ・・・


「・・・解った・・・全員倒せばいいのね♪」


フウゥゥゥゥ!!!!!!!!


「そうだ、だが出来るのか?お主ら6人で・・・」


勝てないです!!だから・・・・


「6人では無いですよ・・・一人です!」


次の瞬間、傍にいたフウの姿が一瞬・・・消えた・・・

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