ムウの異変

魔界から帰って、一年・・・本当に色々あった・・・・


まず一つ目に・・・クロリ―が俺の奴隷になっていた・・・


これは本当に驚いた・・・フウに教えられた時には俺は、驚いてどうしようかとその時は悩んだ・・・


だが、フウがファダがクロリ―が奴隷契約を知っている事を、知っている事を俺に伝えられ・・・


ファダに、その事を相談した結果・・・


「・・・クロリ―が決めた事だから・・・・」


そう言って、認めてくれた・・・本当にすみません・・・ファダさん・・・・


次に、魔界に行っている間に、エレナ、ユウナ、ニーム、マイルの四人は出産をし終えていた・・・全員女の子で、それぞれ、エレム、ユム、ムニ、マイムと名付けた・・・


なあ、別に俺の名前だからって、ムの字は無理してつけなくてもいいんだぞ・・・えっ、無理はしていない・・・そうですか・・・


そして、もう一つニュースが・・・弟と集落の一人のエルフが結婚していた・・・俺が、魔界に行っている間に・・・


まじかあ、弟が結婚かあ・・・俺・・・結婚なんてせずに、妊娠させているんだが・・・いいんだろうか・・・?


ちなみに、弟と結婚したエルフとは夜の関係を結んでいない・・・


いや、慕ってくれているからって、全員のエルフ達と関係を結んでいる訳じゃないからね!!どちらかというと、向こうからやってくるくらいだし・・・誰に言い訳しているんだ俺?!


そうして、魔界から帰って、一週間後、ファン、ファダ・・・エルフ達十数人が妊娠をしたという報告が、フウから伝えられた・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えっ?帰って一週間なんだけど、一カ月じゃなくて一週間・・・確かに毎日やってたけど・・・そんな早く・・・・というか、ファダも・・・せっかく、クロリ―の事も認めてもらったのに・・・


・・・・うん?!ちょっと待て・・・ファンってい居たか・・・?!


「言いましたが・・・?」


言いましたが・・・・?じゃねえだろう!!


ファンは駄目だろうが!!妊娠しちゃあ!!年齢的に!!!


「?奴隷は所有物ですが・・・?」


「いや!駄目だろうが!年齢的に・・・というか、ファン!今、10歳位だろうが・・・!!」


というか、妊娠出来たことに驚いたわ!!!10歳で出来る者なの?!


そう、彼女達が奴隷になって、誕生日が来たと言っても、たったの一年・・・ファン何て、まだ、子供の年齢だ・・・


それで、子供を産ませるわけには・・・


「・・・?何ででしょう・・・?」


「何でって、出産の時、大変な事に・・・」


「私が回復魔法をかけて、サポートします!絶対に母体と子供の身体に負担はかけません!!それとも、お父様は私の腕が心配ですか?」


「いや、そういう訳じゃあ・・・」


そう言って、俺の目を見てくる、フウ・・・・いや、これ俺が間違っているの?


「・・・大丈夫なので、お父様は心配しないでください!!」


そう言って、フウはファンの所に行ってしまった・・・えっ、まじで妊娠したの?!


・・・・・その後、10カ月後、結局、ファン、ファダ・・・エルフ達十数人が無事出産をした・・・因みに全員女の子だ・・・


いや、確かに、認知はするけど・・・増えすぎじゃないか?俺の子供!というか、何で全員女の子なんだよ!!産み分けするにしても可笑しすぎだろう!!


というより、名前覚えきれないんだが!!ファンとファダの子供は何とか覚えるつもりだが、エルフ達は、本人の名前すらうる覚えなのに・・・というより、そんな相手に妊娠させたんだよな俺・・・・罪悪感が半端ない・・・


ちなみに、魔界から帰ってきて、約半年後、フウはもう一人、ホムンクルスを作った・・・クロリーも一人作ったらしく・・・計2人、更に赤ん坊が増えた・・・どこまで増えるの?!


とりあえず、名前を付けないと・・・フウの二人目は、ニウ、クロリーの方はロームと名付けた・・・フウに聞くとこの子達も女の子らしい・・・


これでここにいる男は、俺と、弟とお父さんだけだ・・・色んな意味で大丈夫なのか?これ?!


一番最初のホムンクルスの赤ん坊だったウムフは既に歩けるほど成長している・・・


まだ、歩きはぎこちないが・・・魔法を使えば、凄いスピードで移動が出来るまでに成長した・・・・・


フウも・・・赤ん坊の時からよく魔法を使っていたなあ・・・


もう、この場所・・・・我が家の基準は一般から遠くかけ離れてしまったなあ・・・・・・・


何で!!赤ん坊が魔法を使えるんだよ!!!まあ!!もうそれも今更か!!!クローリーも使っていたし!!!というか、クローリー何て、数か月の内にどんどん大きくなって今では自分の足でとんでもないスピードで走り回っているし!!!


しかも、ウムフの奴、魔法を使って移動するだけならまだしも!!その魔法を使ってフウ達と訓練しているし!!!まだ!歩くのぎごちない赤ん坊だよな!!


ちなみに、その訓練は、フウが作った特別な空間の中で行うのだが・・・その訓練途轍もなく過激だし!!


何で爆発音するんだよ!!自分達しかいない空間だからってやりすぎだろうが!!!というか、爆発させないで出来ないのか!!訓練!!!!


「・・・お父様に見てもらいたくて・・・それで、張り切ってしまって・・・」


・・・そう言って、上目で見てくる、フウ・・・卑怯だろうそれは・・・いや、訓練毎日見ているから、段々過激にしていかなくていいから・・・前の時何て、気づいた時には終わってたくらいだったろに・・・あんな感じで・・・終わらせて・・・


「・・・?前と同じ感じで今もやっていますが?」


えっ?どういう事?


その俺の疑問に首を傾げるフウ・・・・


この言葉の意味を、後になって理解する事になるのだが、この時はまだ気が付きもしなかった・・・


―――――――――――――――――――――――――――――――


魔界から帰ってきて、大体一年後・・・妊娠していなかった、エルフ達も妊娠をし・・・もはや、誰が妊娠をして、誰が妊娠をしていないか、解らなくなってきた今日この頃・・・


子だくさんになり始めたが、周りのサポートのおかげで、何事も無く、過ごしていた・・・


だが、今日その日は違った・・・


「ふぁああああ・・・・・」


俺は欠伸をしながら奴隷達の訓練を見る・・・そう言えば、俺・・・全然訓練していないなあ・・・


それもこれも、この眠気が原因だ・・・魔界に帰って来てから俺は酷い眠気に毎日襲われている・・・酷い時には、ほとんど一日中眠る事すらある位・・・俺は眠っていた・・・・


だから、俺は、寝ているか、見学しているか、×××しているか・・・本当に自堕落な生活を過ごしていた・・・


(久しぶりに魔法でも出してみようかな)


そう思って、俺は下級魔法の火の玉を出そうとした・・・・


だが、出てきたのは、いつもの下級魔法の火の玉では、なかった・・・


途轍もなく大きな・・・それこそ、上級魔法・・・いいや、それ以上の大きさの火の玉が出て来た・・・・


「はあああああああああ・・・?!」


俺が魔法を発動させた瞬間、訓練で、ゴーレム達と闘っていた奴隷達が一斉にこっちを向いた・・・


それはそうだろう・・・だって、いきなり、目の前でこんな大きな火の玉が出てきたらそりゃこっちを見る・・・


俺だって今、余りにも出来事に大声を出してし合った位だ!!


何だ・・・これは・・・このとてつもなく大きな火の玉は・・・


こんな魔法・・・俺は知らない・・・!!


俺はパニックになっていた・・・久しぶりに魔法を使ったら、とんでもない魔法が出てきたら、誰だってそうなるあろう?!!


というより、この火の玉・・・時間が経つことに、さらに大きくなっていない???!!!


これはやばいと思い!俺は大声でフウを呼ぶ!!


「フウ!!!」


「はい!どうしました!!」


・・・いつものごとく、フウがいきなり現れるが、そんな突っ込みは今はスルーだ!!!


「この火の玉止めて!!」


「えっこの魔法・・・お父様のじゃあ・・・」


「いいから!速く!!!」


そう俺が言うと、フウは、俺の火の玉に触れるた・・・


そして、次の瞬間、あのとてつもなく大きな火の玉は一瞬で消えた・・・


「・・・ふう、おいしかったです・・・」


何が・・・?と言うより、この状況は一体どういう事?


俺が頭の中が混乱していると・・・


「??何で、お父様いきなり魔法を使おうとしたのですか?」


と聞いてきた・・・何でって・・・


「いや、魔法の練習をしたくて・・・そうしたら、あんな大きな火の玉が・・・」


言っていて気付く・・・なあ、フウ・・・何で俺が魔法を使おうとした事を知っているんだ・・・?


「・・・えっと・・・・そうだ・・・精霊さんの所に行きましょう・・・何かいいアイデアが・・・」


「・・・フウ・・・?」


この感じ、絶対隠し事をしている・・・もう、何年も一緒に居ると、いい加減わかってくる・・・


「・・・・精霊さんの所で・・・お話します・・・」


「・・・・よし・・・」


その後、周りで、呆けている人々達を正気に戻しつつ、精霊さん達の所へ向かう準備をするのであった・・・


―――――――――――――――――――――――――――――


「・・・なあ、何でこいつ等も連れて行くんだ・・・」


「・・・色々事情がありまして・・・」


そう言って、周りを見ると、クロリ―とウムフ、ニウ、ロームの姿があった・・・本当に何で?


「・・・その理由も向こうで言います・・・」


そう言う、フウは何時もの元気が無く、どこか歯切れが悪い・・・どうしたのだろうか?そんな事を考えつつも、何時もの様に転移魔法で精霊さんの所に向かうのであった・・・


「・・・何だ・・・この魔力は・・・・」


転移魔法で村に着くと、いきなり家から、精霊さんが飛び出してきた・・・すごい汗だけど・・・大丈夫?


「まさか・・・フウなのか・・・?と言うより、この大人数は・・・?何があったのだ・・?」


いや、見ればわかるでしょうが・・・?本当にどうしたんだろうか・・・精霊さんは・・・?


そんな事を考えていると・・・


「・・・精霊さんちょっと・・・」


そう言って、フウは精霊さんを連れて、俺達から離れた・・・何だ?・・・そう思いながら、待っていると・・・


「何をやっておるんだ!!!馬鹿!!!!!」


いきなり、精霊さんの怒鳴り声が響き渡った・・・何事・・・?


しばらくすると、精霊さんと何故かフウが項垂れながら、こちらにやってきた・・・・


「・・・ムウ・・・これから、話す事、気をちゃんと持ちながら聞いてくれ・・・」


いや、何そんな深刻そうな顔をして・・・何だか怖いんだが・・・


「・・・・お主・・・ここにおる、人物全員と契約をしておる・・・しかも、普通の契約では無い・・・本契約・・・と言っても解らんか・・・とにかく、知られている契約より・・・いや、私が知っている契約すら、凌駕している契約をお主らは結んでおるのだ・・・」


「・・・?」


つまりどういう事・・・?


「・・・・簡単に言えば、お主の身体に、フウ達の魔力が全員分、入っておる・・・」


はあ・・・?えっ・・・はあああああああああ・・・?!!!


「・・・気持ちはわかる・・・実力の合わない者同士の契約は普通、弱い者の器・・・身体が壊れたりする筈なのだが、こやつら、どうやったのかは知らんが、出来るだけお主の身体に影響が無い様、契約内容を変え、執行した・・・まあ、それでもあり得ないのだが・・・結果、お主はの身体は無事だった・・・だが・・・」


そう言って、精霊さんは更に溜息をついた・・・


「・・・お主らが最初に会った時、私が驚いて飛び出したのを見ただろう・・・・フウの力なのだが、もはや・・・神の領域になっておる・・・というより、これだけの力をどうやって隠しておったのやら・・・まあ、大方、自分が住んで居る所に結界でも張り、周りに気付かれない様にしたのだろうが・・・それにしても・・・・」


精霊さん・・・えっと・・・・ちょっと待って・・・今・・・聞き捨てならない言葉が出て来たと思ったんだけど・・・


「かみのりょういき・・・?」


「ああ・・・・」


「だれが・・・?」


「・・フウと言いたいが・・・そうでは無い・・恐らくここに居る者達全員・・・赤ん坊を入れてな・・・」


・・・はあ・・・?


「いや、神の領域に行ったのって・・・フウだけの事を指している訳じゃあないの・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


「精霊さん・・・?」


「もはや、フウの強さは、今の私では、力を測ることなど出来ないな・・・・」


精霊さああああああああん!!!!!匙投げられたああああああああああ!!!!


「・・・それだけ、急激に強くなった為、契約者である、お主の身体も変化したのだろう・・・お主・・・魔力・・・いや・・・強さだけなら、英雄クラスに匹敵しておるぞ・・・制御できるかどうかは置いておいて・・・・」


へっ・・・・?精霊さんのその言葉に俺は、呆ける事しか出来なかった・・・・・・・・・・

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