敗北と決意

私はフウ・・・お父様の奴隷・・・今日も一日お父様の近くで一緒に居たの・・・・・・・・・だけど、その日はそれで終わらなかったの・・・・・・・


お父様が膝枕をしてやるっと言って頂きました・・・本当は私の方がしなくちゃいけないのに・・・・・だけど、お父様のお膝・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・我慢できません・・・・言われるがまま、頭をのせます・・・頭も撫ででくれます・・幸せです・・・・・・・・・××の方も・・・・・・


そんな事を考えている内に、外で巨大な魔力を検知しました!!場所はここからめちゃくちゃ離れていますが、逆に言えばそんな距離で感じてしまうという事は異常です!!私はすぐに、お父様に出かける事を言ってすぐ移動しました・・・・・・・


・・・・そこにある脅威を楽観視しすぎている事に後になって気づき、後悔するのでした・・・・まあ、気づいたからといってあまり変わりませんでしたが・・・・


私は魔力の集まっている場所の近くに転移しました・・・・・・・・ここって魔界と人間界との境界線・・・バクバ王の知識で外出した際一度来た事があった場所だ・・・・という事は、私は慌てて視線を見渡すと・・・・・・・・・・数えきれない位の魔族と魔物が居ました・・・・・・・・・・・・・・


何・・・・あれ・・・・私が余りの多さに言葉を失っていると・・・


「・・・何故ここに生き物がいる?」


後ろから声が聞こえました・・・私は慌てて障壁を張ります・・・次の瞬間、剣が振り下ろされ、衝撃派が生じ、私は吹き飛びました・・・・・・・・・・・


何?全然気づかなかった・・・・


「ほう、羽虫では無いという事か・・・」


とてつもない魔力を持った人物・・・いや頭に二本の角を生やした魔族がいました・・・・・・


これは、やばいかも、そう思った瞬間、魔族は距離を詰め剣を振り下ろしてきた、私は何とかかわす、しかし、かわした先にドラゴンのブレスが来る・・・


(結界!)


何とか、結界を張って耐えるが、その瞬間大勢の魔族が襲い掛かる・・・


(これは殺さないなんて甘いこと言ってる場合じゃないですね・・・・)


私は魔法を放って応戦するが・・・


(駄目数が多すぎる・・・)


そうこうしている内に頭に二本生やした魔族が近くにいました・・・気づいた時には、剣が振り下ろされていました・・・その魔族の仲間である他の魔族を巻き込んで・・・・


「・・・・・・・・・!!!!」


私は必死に結界を張って耐えながら吹き飛ばされる・・・仲間である魔族をおとりに使うとは・・・しかも、まだまだ魔族は私の所に向かってくる・・・・・・・・・・・・お父様・・・・・・


・・・あれからどれだけの時間が経ったのだろう・・・・どれだけの魔族や魔物を殺したのだろう・・・だが、全然魔物や魔族は減らず・・・ただ、私の体力を奪うだけであった・・・


(死ぬかもしれない・・・)


ふとそんな事が頭をよぎる・・・嫌だ!!まだ、お父様と一緒にいたい・・・だがそんな思いも大勢の魔族と魔物・・・・二本角を持つ巨大な魔力を持つ魔族に蹂躙されていく・・・・・・・・・


(少しでも減らさないと・・・)


私はもう、時間を稼いで消耗させる方法しか思いつかなかった・・・それ以外の方法は全て実行してしまったのだから・・・・


ふと、足がふらつく、次の瞬間二本角の魔族が剣を振り下ろしていた・・・・


(ああ、死ぬかも・・・・)


私はそう思った瞬間、家に座標を合わせて作った転移のマジックアイテムを起動させた・・・下手をすると座標を解読されるかもしれないが・・・死ぬ間際、お父様に会いたいと言う思いが無意識に起動させていた・・・・しかし、転移される直前切りつけられてしまう・・・幸い、結界を体に纏わりつけていた為、致命傷は防いだが、その攻撃を受けた瞬間意識を失ってしまった・・・・そして・・・・・・・・・・


―――――――――――――――――


私は体が痛む中目を覚ました・・・・・・・ここは・・・・・お父様!!!


目を覚ますと、目の前にお父様が居た!!えっ?どうして!えっと昨日は・・・・・・・・・・・・混乱する頭を落ち着かせると・・・昨日何があったのか思い出してきた・・・・


(そっか、負けたのね・・・・)


自分が負けて、転移した感触を思い出した・・・恐らく傷ついた私をお父様が運んでいただいたのでしょう・・・・


その考えにいたった瞬間、ここの周囲と魔力があった所を確認する・・・


(周囲には・・・先程闘った者達はいない・・逆探知はされなかったようね・・・魔力があった場所には・・・誰もいない・・その付近にも・・・だけど、こちらと魔界の境界線の向こう・・・・いや魔界に恐らくあいつは居る・・・)


フウは何か直感的な思いでそう思った・・・


(そうなると、あいつがまた来るのは時間の問題・・・)


フウはそう結論付けると・・・また考え出した・・・そんな中・・・


「うあ・・・」


お父様が起きた・・・


「・・・フウ?・・・・フウお前起きたのか!?体は大丈夫なのか?」


そう言ってお父様は私の肩を掴んでくる・・・もっとつよ・・・じゃない!!今考えていること言わないと・・・


「フウ?」


お父様が心配している・・・でも言わないと・・・・


「お父様!お願いがあります・・・これからしばらく旅に出たいと思います!!」


そうはっきり言った・・・お父様と離れるそれはきっとどんな事より辛いことだと思う・・・だけど、やらないと・・・・・


「・・・・・・・何でだ?」


「・・・それは言えません・・・」


「どうしてもか?」


「どうしてもです!!」


はっきり言う・・・そうしないと私の心が折れてしまいそうだから・・・・


「・・・・・・・・・解った1つだけ条件を飲むならいい・・・」


そう、お父様が言いました?条件?何でしょう?


「俺を連れてけ!」


そう、お父様が言いました・・・えっ?


「正直俺が付いていっても足手まといになるだけって言うのは解っている!だけど、もう、知らないところでお前が傷ついているのを・・・・何もしないでいるのが嫌なんだ・・・・」


お父様は・・・何を言っているの?そんなの・・・・駄目・・・・・・お父様が傷を・・・・・・・・


「・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・確かに頼りないかもしれないし・・・何も役に立たないかもしれないけど・・・それでも、連れて行ってほしい頼む・・・」


そう言って、私を抱きしめてくる・・・・・・・・・・・・・・・こ・・・・と・・・わ・・・・・・・・・・


「・・・・・・・・・・死ぬかもしれませんよ・・・・・・・・・・」


「・・・今更だ・・・というより魔の森でもう死んだと思ってたくらいだしな・・・」


「・・・・・・・甘えますよ・・・くっつきますよ・・・・離れませんよ・・・・」



「・・・・今まで通りだな?それ以外にないのか?」


「?これ以上に無い最上のご褒美ですけど??」


そう言った私はいつの間にか泣いていた・・・・・いけないお父様の服を汚してしまう・・・そう思っても涙が止まらなかった・・・・・


「・・・・・・・後悔するかもしれませんよ・・・・」


「お前が知らない内に死んでいる事が一番の後悔だ・・・」


そう言って、お父様が撫でてくれる・・・・・・・・・・・・はは・・・・・・・・・・結局断れなかった・・・・だけど、今の私は本当に晴れ晴れとしていて、後悔なんて言葉は微塵も無かった・・・


「お父様!申し訳ありませんが、私の奴隷の我儘の為に着いてきてください!!」


「・・・変な言い回しだな・・・」


そう言ってお父様は笑い出した・・・私も知らない間に笑っていた・・・・お父様と一緒なら何でもできる・・・本当にそう思った・・・

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