第一章あらすじ

〈乳王〉

 翌日に成乳の儀を迎えるバスティ王子は、今でもおっぱいを追いかけ回していた。


 いつも乳守フェリンの授業を抜け出しては、乳宮にいる乳臣や乳官の乳房に吸い付き、乳君や乳王に怒られる始末。


 その日も王子は乳親である乳王と「乳渡りに行く、行かない」で口論になり、乳縛り部屋に入れられる。


 夕方まで胸元を縄で縛り付けられていると、ようやくフェリンが迎えに現れ、夕飲の前に一口だけ、そのコクのある乳汁を吸わせてもらった。


 ω ω ω


〈直呑み〉

 世にも恐ろしい乳神に呑まれる悪夢に襲われ、バスティ王子は真夜中に目覚める。


 尿意から厠に向かう途中で乳王の声を聞き、耳を澄ませると、なんと乳王が見知らぬ使者にその超巨大美乳を呑ませているではないか。


 納得のいかない王子は、翌日の朝飲にも不満を漏らし、近所のミルクスタンドで甘乳を飲み続ける。


 だが、ゼインの裏斬りによりフェリンにバレて、乳宮へと連れ戻されてしまった。


 ω ω ω


〈成乳の儀〉

 儀礼用の乳髪を結ってもらっていると、フェリンの乳親から乳渡りが危険だという話を聞いてしまい、バスティ王子は恐れ慄く。


 そのせいもあり、成乳の儀にて、乳王からの乳渡りの申乳出を断ってしまう。


 当然、乳王がそんなワガママを許すわけもなく、王子はその場から走って逃げる。


 終いには乳王の寝室に閉じこもり、乳を吊って死のうとする。


 ω ω ω


〈祝乳〉

 閉じこもっていた部屋から外の様子に聞き耳を立てると、フェリンの乳房が誰かに呑まれようとしているらしいと知る王子。


 その後、閉じこもっていた部屋から連れ出されるも、四天乳からの説得には応じない。


 しかし乳守の仲介により、その夜に王子は乳王の前に招かれ、念願の超巨大美乳を目の前にすることになる。


 だが、結局なんやかんやで王乳を口に出来ないまま、フェリンたちによって体を担がれ、旅に連れ出される王子であった。

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