宝玉の欠片

 村の先生は、子供たちに神話を語り聞かせました。


「はるかむかし。世界を創造するほどの力を持つ、宝玉がありました。しかし、神様は考えました。いずれこの力を、悪いことに使おうとする者が現れるかもしれない。そこで神様は、宝玉を分けて隠すことにしました。十二万七千六百とんで五の欠片に分けたのです」


 子供たちは思いました。


「分けすぎじゃない?」

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